水は引き、道路ができ、人が暮らす。国土地理院、震災からの復興がひと目でわかる資料を公開

南三陸町の資料(出典:国土地理院)

国土地理院は、東日本大震災に関する情報提供の一環として、地震発生直後から撮影してきた空中写真などを使い、復興・復旧の状態がひと目でわかる新しいデータを公開している。
今回、復興・復旧状態の確認対象になったのは、岩手県の宮古市・山田町・陸前高田市、宮城県の南三陸町・女川町・石巻市、福島県の相馬市の7自治体。

それぞれ、PDFでデータが公開され、空中写真と地図は地震前、地震直後、そして2020年のものなど、また、津波が入り込んだことを示す標高データがあり、発生直後の様子や現在の復興の様子をイメージすることができる。

そのほか、『震災後10年間の国土地理院の対応』では、「復興道路・復興支援道路の地図への迅速な反映」や「空中写真の3D表示(実体視)」「津波浸水範囲と関連する自然災害伝承碑」などを公開し、被害の大きさや地震大国日本において、今後も私達は常時災害に備えるべきであると再確認させてくれる、貴重な資料が見られる。

空中写真の3D表示(実体視)では、連続で撮影された2枚の空中写真を左右の目でそれぞれ見ること(実体視)により、被災直後と現在の地表の様子を立体的に見ることができる

発表資料
URL:https://www.gsi.go.jp/BOUSAI/h23_tohoku_10years.html#namelink2
2021/03/11
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