明治大学「現代マンガ図書館」が移転・リニューアルオープンして一般公開を開始

閲覧室の様子(明治大学現代マンガ図書館)

2021年3月19日(金)に、明治大学「現代マンガ図書館」がリニューアルオープン。東京都新宿区早稲田から、東京都千代田区の駿河台キャンパスへの移転を完了し、一般公開が開始される。「米沢嘉博記念図書館」とカウンターサービスや閲覧室を一体化させたことで、今後は両館の蔵書の複合的な利用が可能に。調査研究から作品探訪まで、さらに幅広く便利に活用できるようになる。
明治大学「現代マンガ図書館」は、約270,000冊(整理済みは190,000冊)を収蔵。設立者の故・内記稔夫氏が50年以上にわたって収集したマンガの単行本や雑誌、評論集などのマンガ関連資料が中心となっており、特に昭和30年代に発行された貸本マンガの蔵書が充実している。この「現代マンガ図書館」を築いた功績により、内記氏は1997年に朝日新聞社主催の「第一回手塚治虫 文化賞」の特別賞を受賞した。
今回の「現代マンガ図書館」の移設や「米沢嘉博記念図書館」と複合したサービス提供の開始は、故・内記氏と故・米沢氏の蔵書を複合的に閲覧できるようにすることで、両図書館のマンガ研究の拠点としての機能強化を図るもの。リニューアルオープン記念として、5月30日(日)まで「現代マンガ図書館資料から生まれた書籍たち展」と題した企画展も開催される。
現代マンガ図書館・米沢嘉博記念図書館の開館日は、月曜/金曜/土日祝(年末年始や特別整理期間を除く)。開館時間は月曜/金曜が14:00〜20:00で、土日祝が12:00〜18:00。一般会員料金(2F 開架式資料閲覧料金を含む/税込)は、1日会員(18歳未満)が110円、1日会員(18歳以上)が330円、1カ月会員(18歳以上)が2,200円、1年会員(18歳以上)が6,600円。閉架資料の閲覧には、別途に1冊につき110円がかかる。
企画展は無料で、誰でも楽しむことが可能。火曜〜木曜のほかに、会期中の4月29日(木・祝)と5月4日(火・祝)と5月5日(水・祝)は休館となる。
※開催の状況について、最新の情報は公式Webサイトにて要確認

企画展ポスター(明治大学米沢嘉博記念図書館・明治大学現代マンガ図書館)

■期間:
2021年3月19日(金)~
※企画展「現代マンガ図書館資料から生まれた書籍たち展」は5月30日(日)まで

■開催場所:
明治大学「現代マンガ図書館」
東京都千代田区神田猿楽町1-7-1 明治大学駿河台キャンパス
※企画展は明治大学米沢嘉博記念図書館 1F 企画展示コーナーで開催

■問い合わせ先:
明治大学米沢嘉博記念図書館・明治大学現代マンガ図書館
url. https://www.naiki-collection.jp/
url. https://www.meiji.ac.jp/
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