「Microsoft Tech Days 2009」横浜で開催


「Microsoft Tech Days 2009」横浜で開催


マイクロソフトは、2009年1月27日(火)・28日(水)の2日間、神奈川県・横浜市のパシフィコ横浜で「Microsoft Tech Days 2009 “Best of PDC”」を開催した。

このイベントは、「ソフトウエアとサービスによる新しい世界の具現化」を目指す、同社の次世代テクノロジーや製品、サービスを紹介する開発者向けのコンファレンス。2008年10月に米国ロサンゼルスで開催されたテクニカル コンファレンス「Microsoft PDC (Professional Developers Conference) 2008」で紹介された内容をベースに、それらから選び出したセッションを披露する形式となっている。

当日は、同社執行役 デベロッパー&プラットフォーム統括本部長の大場章弘氏らによるキーノートなどをはじめに、約40ものブレイクアウトセッションが開催。それらのテーマは、.NET Services、SQL Services、Live Services、Windows7、VisualStudio、User Experienceなど多岐に及んだが、なかでもとりわけ今回は同社が昨年PDCで発表したクラウドOS「Windows Azure」によるクラウドコンピューティングについてのセッションが目玉となった。

次世代の開発環境、利用環境として大きく注目される「Windows Azure」によるクラウドコンピューティングについては今回多くのセッションが開催され、同社の力の入れ込みようが手に取れるようだった。

早稲田大学大学院 情報生産システム研究科 客員教授の丸山不二夫氏によるセッション「パラダイムシフト -- Azureから見えてくるもの --」では、同氏がクラウドコンピューティングのテクノロジーについて詳細を解説するとともに、モバイル機器の存在がそこでより重要さを増すことや、そうした情報を最終的に使用するのは人間であること、クラウド時代の始まりという新しい10年単位の節目に入ったことなどを力説。


「パラダイムシフト -- Azureから見えてくるもの --」を講演した早稲田大学大学院 情報生産システム研究科
客員教授の丸山不二夫氏

1名60,000円といった比較的高額の有料参加型イベントであるにもかかわらず、ソフトウエア開発に携わる多くの来場者でにぎわい、同社の今後の動向が注目されていることが実感されるとともに、今後変化するであろうコンピューティング環境の変化の予兆が見て取れるイベントとなった。


■「Microsoft Tech Days 2009」のWebページ
http://www.microsoft.com/japan/events/techdays/default.mspx




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