多摩美術大学の日本画教育の“中興の祖”を軸とした展覧会「現代日本画の系譜-タマビDNA展」

横山操「闇迫る」(部分)1958年 福島県立美術館所蔵 ©Masao Sugita 2021 /JAA2100025 加山又造「雪月花」(部分)1967年 イセ文化財団所蔵

多摩美術大学は、2021年6月20日(日)まで「現代日本画の系譜-タマビDNA展」を開催している。日本のさまざまな文化を国内外へRPする「東京2020 NIPPONフェスティバル」(主催:東京2020組織委員会)の共催プログラム。多摩美術大学美術館を第1会場、多摩美術大学八王子キャンパス アートテークギャラリー 1F・2Fを第2会場として開催されており、第2会場の会期は5月7日(金)までとなる。
多摩美術大学の日本画教育は、前身である1929年創立の帝国美術学校から始まった。1963年に加山又造氏、その2年後に横山操氏が着任したことによって、因習や伝統に捉われない自由な発想の教育へと大きく転換。以後、2人の精神は今日まで継承され、日本画を出自としたさまざまな表現を尊重して多彩な作家を育成し続けている。
本展では、加山又造氏と横山操氏を“現代日本画の旗手”と捉え、同大学の日本画教育の“中興の祖”と位置付けた。89名の作家たちの作品を展観することで、2人の教え子たちがその理念をどのように次世代に伝え、受け継がれているのかを検証する。
第1会場の多摩美術大学美術館は、火曜休館(5月4日は開館で5月6日が振替休館)で、開館時間は10:00~17:00(入館は閉館30分前まで)。第2会場の多摩美術大学八王子キャンパス アートテークギャラリーは、日曜および5月3日(月・祝)と5月4日(火・祝)が休館で、開館時間は10:00~17:00(最終日は15:30まで)。いずれの会場も、無料で入館できる。
■期間
第1会場:2021年4月3日(土)~6月20日(日)
第2会場:2021年4月3日(土)~5月7日(金)

■開催場所
第1会場:多摩美術大学美術館
東京都多摩市落合1-33-1

第2会場:多摩美術大学八王子キャンパス アートテークギャラリー 1F・2F
東京都八王子市鑓水2-1723

■問い合わせ先:
多摩美術大学
url. https://www.tamabi.ac.jp/
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