アドビ、「源ノ角ゴシック」をバリアブルフォントにして太さの自由変更に対応

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Adobe(アドビ)は、東アジア圏対応のオープンソース書体「源ノ角ゴシック(Source Han Sans)」について、バリアブルフォントにすると発表した。
本書体は、アドビとグーグルが共同開発した世界初のオープンソース書体「Pan-CJK」を源流とする書体。

現在、簡体字中国語、繁体字中国語(台湾)、繁体字中国語(香港)、日本語、韓国語の5つの言語をカバーしているが、ファイルサイズが大きく、ウェブホスティングでは扱いづらいという問題を抱えていた。

これを解決する手段として、文字の太さを自由に変えられるバリアブルフォント(可変フォント)化が実行された。

バリアブルフォント化により、デザイナーはタイポグラフィの変化や効果を最大限に発揮するように、より緻密なコントロールが可能になり、ウェイトは1つのファイルでカバーでき、ファイルサイズを大幅に削減するといった大きなメリットが得られる。

源ノ角ゴシックのアドビ版フォントは、GitHubからダウンロード(英語)ができる。また、Google版としてリリースされるNoto Sans CJK Variable(英語)も提供が開始されている。
発表資料
URL:https://blog.adobe.com/jp/publish/
2021/04/09
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