2012年に脳出血で倒れて「失語症」となった加藤俊樹氏の写真展がギャラリー・ソラリスで開催

加藤俊樹写真展「失語症」

2021年5月11日(火)から5月16日(日)まで、写真専門ギャラリーのソラリスにて、加藤俊樹氏の写真展「失語症」の開催が予定されている。加藤氏は脳出血で倒れて病院で失語症と診断され、自分の名前も言えず、平仮名も読めなくなった経験のある写真家。本展では、リハビリの間に撮影された病室や近所の風景のスナップ写真が紹介される。月曜休廊で、開廊時間は11:00~19:00。
1965年岐阜県生まれの加藤俊樹氏は、1988年に早稲田大学社会科学部を卒業した。1998年にカメラ雑誌の編集者となって、2008年からは映像機器メーカーに勤務。2012年に脳出血を発症して、“聴く、話す、読む、書く”の全てが難しくなる失語症となった。同年12月に退院し、その後は通院とリハビリを続け、2014年には職場復帰を果たしている。
2019年には、今回の展覧会と同作の写真集「失語症」(Place M-books)も刊行。著者自身の脳のCTスキャン画像から始まる写真集で、暖かみの中にもどこか不穏な緊張感を感じさせ、言葉を失いながらも“光”を捉え続けようとする強い意志が伝わる。
今回の写真展は、Web上で雰囲気を楽しめるオンラインビューイングも公開予定。会期初日から会期最終日までの予定で、遠方に住む人や足を運びにくい人も展覧会を楽しめる。
※開催の状況について、最新の情報は公式Webサイトにて要確認
■期間:
2021年5月11日(火)~5月16日(日)

■開催場所:
ギャラリー・ソラリス
大阪府大阪市中央区南船場3-2-6 大阪農林会館 B1F

■問い合わせ先:
ギャラリー・ソラリス
tel. 06-6251-8108
url. https://solaris-g.com/
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