KDDI、空を飛び水中で点検ができる世界初「水空合体ドローン」を開発

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KDDI株式会社、株式会社KDDI総合研究所、株式会社プロドローンの3社は海中や湖沼の養殖施設や水域インフラの点検を可能にするデバイスとして、世界初となる「水空合体ドローン」を開発したと発表した。

親機から分離した子機が潜行するイメージ

「水空合体ドローン」は、空中ドローン (親機) が水中ドローン (子機) を搭載し、陸から離れた水中での点検業務などを可能にする合体型のドローン。

子機を搭載したドローンは、自宅や事務所などにあるタブレットを使った遠隔操作で沖合まで飛行し、目的地に着水すると子機を分離。子機は潜航して点検作業などを行った後に浮上。その後、水上で待つ親機が回収し帰還する。

技術としては、KDDI総合研究所独自の音響計測技術で水中の子機の位置を正確に測定し、水中子機からの映像をリアルタイムで操作者へ伝送するというテクノロジーを活用。

本システムは、モバイル通信で自律飛行するドローンが水中ドローン (子機) を搭載し、水中での測位や遠隔操作および映像伝送を行うドローンとしては世界初の技術となる。
発表資料
URL:https://news.kddi.com/kddi/corporate/newsrelease/2021/06/10/5181.html
2021/06/10
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