iPhone12シリーズが販売1億台を突破、iPhone6と同等のスーパーサイクルに

iPhone12Proイメージ

調査会社Counterpoint Reserachは6月30日(現地時間)、iPhone 12シリーズのセールスが1億台を突破したと発表した。
iPhone 12シリーズはコロナ禍の影響を受け、例年よりも1ヶ月遅い2021年10月に発売が開始された。

世界がコロナによる不況にあえぐ中、売れ行き不振を危惧する声もあったが、発売後7ヵ月で1億台を突破した。

この1億台突破まで7ヶ月という数字は、過去のiPhoneと比べると、「4Gの移行期」「大画面化」という2つの大きな要因で人気があったiPhone 6と同等となっている。

多くのスマホユーザーが一斉に最新機種に買い替えることをスーパーサイクルと呼ぶが、iPhone 6が第一次スーパーサイクルだとすると、iPhone 12シリーズは第二次スーパーサイクルと言える。

iPhone 12の売れ行きの特徴としては、iPhone 12 Pro Maxのシェアが29%と高く、iPhone 11 Pro Maxから機能がアップグレードされたのに価格は据え置きだった最高級モデルに人気が集まった。

一方、別データではiPhone 12 miniはわずか6%しかシェアを獲得できなかったという報道もあり、miniシリーズは2021年のiPhone 13 miniが最後になることが既定路線となっている。

なお、スーパーサイクルの次の機種は売れ行きが悪くなるのが通例で、iPhone 6sは前年実績を大きく下回るという結果になった。

2021年9月発売予定のiPhone 13(iPhone 12s)は機能のアップグレードに革新的なものはなく、iPhone 12のマイナーアップデート版になるとの情報もあり、売れ行きはかなり厳しくなりそうだ。
発表資料
URL:https://www.counterpointresearch.com/
2021/07/01
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