箔と写真を融合させた作品を鑑賞できる織作峰子氏の個展「Hommage to Hokusai」

Hommage to Hokusai ©Mineko Orisaku

2021年8月19日(木)まで、フジフイルム スクエア内の富士フイルムフォトサロン 東京 スペース3にて、織作峰子氏の写真展「Hommage to Hokusai(オマージュ トゥ ホクサイ)~悠久の時を旅して~」が開催されている。企業メセナとして実施されており、入館無料で作品を鑑賞することが可能。約20点の作品が展示されている。
織作峰子氏は石川県出身。大学時代に友人が送った写真がきっかけとなり、1981年度ミスユニバース日本代表に選ばれ、ニューヨーク大会に出場した。ミスユニバース任期中に写真家の大竹省二氏と出会って、1982年に大竹スタジオに入門。1987年に独立し、1989年からは2年間にわたりアメリカのボストンで暮らした。その経験から作品集「BOSTON in the time」が生まれ、その後も世界各国の美しい風景や人物の瞬間を撮り続けている。
織作氏は2017年の発表から、日本の伝統工芸である箔と写真の融合を試みる作品づくりにも取り組んできた。純金やプラチナ、銀やアルミ箔にインクジェットプリンタでUVインク(紫外線硬化型インク)を吹き付けて制作。葛飾北斎へのオマージュとなる本展では、ラージフォーマットデジタルカメラ「GFX」で「冨嶽三十六景」が描かれたポイントで撮影した作品を展示しており、独自の手法で表現された“富士山”を楽しめる。
■期間:
2021年7月21日(水)~8月19日(木)

■開催場所:
フジフイルム スクエア内 富士フイルムフォトサロン 東京 スペース3
東京都港区赤坂9-7-3 東京ミッドタウン・ウエスト

■問い合わせ先:
富士フイルム株式会社
tel. 03-6271-3350(フジフイルム スクエア)
url. https://fujifilmsquare.jp/
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