“要素を極力減らして最大の効果を生み出す仕組み”を追求する星野武彦氏の個展「歯車とレバー」

星野武彦個展「歯車とレバー」

2021年7月31日(土)から8月29日(日)まで、Token Art Centerにて、星野武彦氏の個展「歯車とレバー」の開催が予定されている。会期中の土日祝のみの開催で、開廊時間は12:00〜19:00。“豪速球”やあるプロ野球選手をモデルとした肖像画、馬の尻などをモチーフとした新作絵画を中心に構成される。
星野武彦氏は1976年愛知県生まれで、2000年に愛知県立芸術大学美術学部油絵科を卒業。これまで数々の個展を実施しており、2020年には愛知県のSee Saw gallery + hibitで「デフラグメント」が開催された。今回の個展「歯車とレバー」は、星野氏にとっては1年振りの展覧会となる。
星野氏の作品の多くはミニマルな要素で構成された油絵で、そのモチーフは野球ボール、ビデオゲームのワンシーン、馬や鳥など。描き方も簡素な線描や漫画のようなタッチ、油絵具を用いたオーソドックスなものまで、さまざまなものがある。
近年の作品では、パソコンの“お絵描きソフト”を用いて丸や三角や四角などの基本図形のみで構図を検討したり、線描を引く際に型紙を用いたりすることも。自身の作品制作について「画面を構成する要素を極力減らして最大の効果を生み出す仕組み、つまり『歯車とレバー』のようなもの」と考えており、作品ごとに自身がこれまで思いつかなかったようなやり方で“削ぎ落とした要素”を組み合わせながら、新しい画面を作ろうと試みている。
※開催の状況について、最新の情報は公式Webサイトにて要確認
■期間:
2021年7月31日(土)~8月29日(日)
※会期中の土日祝のみ

■開催場所:
Token Art Center
東京都墨田区東向島3-31-14

■問い合わせ先:
Token Art Center
url. http://token-artcenter.com/
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