個人情報を盗む“厚生労働省”をかたるフィッシング詐欺に注意喚起

フィッシングメールのイメージ

フィッシング対策協議会は、厚生労働省をかたるフィッシングの報告を受けていると発表し、注意喚起を行っている。
厚生労働省をかたるフィッシングのメール件名は「【重要】新しいコロナウイルスの発生の予防と管理」などとなっており、本物だと信じた人がメールに記されているフィッシングサイトにアクセスすると、基本情報登録画面へと遷移し、氏名や電話番号、証明書写真、コロナウイルス関連の症状、現在の体温、ワクチン接種の状況等を記入させられる。

これらの情報を送信すると、個人情報が悪用されたり、ダークウェブで個人情報が販売されたりするので注意が必要だ。

基本的には、トラブルが発生したことを匂わすメールが送られてきた場合は、メールからアクセスするのではなく、Web検索やお気に入り登録から公式サイトへとアクセスして、問い合わせをするのが正しい方法だ。

また、フィッシングサイトのURLが「https://nlhw.qo.ip.●●●●.shop/」や「https://nlhw.qo.ip.●●●●.xyz/」のように政府機関公式としては違和感のあるURLだったりするので、URLから見破ることもできる。

先日、日本年金機構をかたるフィッシングメールに注意喚起が行われたこともあり、最近では政府・行政系を装う詐欺が多発しているので、日頃から注意しておきたい。
発表資料
URL:https://www.antiphishing.jp/news/alert/mhlw_20210813.html
2021/08/16
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