日本・中国・韓国の「現金orキャッシュレス」を調査、日本は中国の約7倍現金主義に

『実店舗での支払いで現金・キャッシュレス決算をそれぞれ月にいくら使用しているか』

国際カードブランド「UnionPay」を運営する銀聯国際日本支社(UnionPay International)は、「現金とキャッシュレス決済に関する調査」を実施し、その結果を発表している。なお、調査はインターネットで行われ、中国・韓国・日本の20~60代男女、合計300名の消費者を対象に、各国におけるキャッシュレスの実態とその違いを調査(シグナル調べ)している。
質問の『実店舗での支払いで現金・キャッシュレス決算をそれぞれ月にいくら使用しているか』では、日本ではいまだに中国の約7倍以上となる現金を使用していることがわかった。

中国では、スマホで手軽に決済することが普及していて、街の小さな屋台でもコード読み込みなどでキャッシュレス決済することができるので、月にわずか2848円分しか現金を使っていないという結果になった(日本は2万663円を使用)。

『クレジットカードやQRコード決済など、各決済手段の保有の有無』という質問では、日本ではクレジットカードの所有率は90%、電子マネー所有率68%で3カ国で一番高いものの、スマホ決済54%、口座から即時引き落としされるデビットカードは14%と最下位で、クレジットカードや電子マネーは持っているけど使わないという実態が浮き彫りになった。

『クレジットカードやQRコード決済など、各決済手段の保有の有無』

そのほかの調査については、『どのような金額の時に、それぞれの決済方法を使用しているか』では、スマホ決済は少額のみ使う日本に対し、高額でも使用する中国、『キャッシュレス化が進むことでの不安要素』では3ヵ国共通で「セキュリティが不安」と回答していることが分かっている。

『スマホ決済の使用割合ランキング』

銀聯国際日本支社
URL:http://www.unionpayintl.com/jp/
2021/08/16
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