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デスクワーカーのための東洋医学×お悩み解決術

2024.05.17 Fri

ぎっくり腰って急性じゃない?腰痛の3つの原因に、予防対策のための超簡単気功&ツボ押しも

構成:編集部 取材・文:水澤舞衣子 取材協力:瀬尾港二 イラスト:中野周平[蛙亭]

デスクワーカーやクリエイターにとって仕事と切り離せない悩みのひとつ「腰痛」。首や肩の凝りと違い、前兆がわかりにくいのに突然動けないほどの痛みになってしまうことも。腰痛やぎっくり腰の原因を知り、ぜひ早めのケアを! 今回も鍼灸院「アキュサリュート高輪」の院長・瀬尾港二先生に腰痛対策をお聞きします。イラストはお笑いコンビ蛙亭の中野周平さん。

腰痛はどうして起こるの……?

瀬尾 肩こりについての記事「なぜ肩こりになる?重要なポイントを刺激する簡単ツボ押しとストレッチ&おすすめのスポーツも」でもお伝えしたように、身体の凝りは、(1)同じ姿勢を続けている、(2)同じ動きばかりをしている、(3)寒さの3つが主な原因です。腰の場合も同様で、同じ姿勢は凝りにつながり、痛みを引き起こしやすいと考えられます。

対策として、1時間に1回はトイレ休憩をするなど、こまめに立ち上がる習慣をつけましょう。タバコ休憩に立つことも実はいい運動になっています。また、昨今多くの会社で導入されているフリーアドレスなどのワークスタイルも座りっぱなしを防げるので、腰痛予防に効果的でしょう。

椅子に座るときにはなるべく足は組まないこと。どうしても組みたい場合は、ストレッチをする感覚で左右順番に組み替えるなど、意識的に伸ばすことも大切です。

「ぎっくり腰」は急性じゃない!?

瀬尾 突然腰が痛み出したり、動けなくなったりすることもあるため、「急性腰痛症」とも呼ばれる「ぎっくり腰」。ですがこれも凝りの積み重ねで、腰周りの柔軟性がなくなっている状態から発症したものなのです。

ぎっくり腰の予防には、ねじる、前屈み、後ろに反るなど腰周りの運動が効果的です。気功連載でも度々紹介してきたスワイショウは、手軽でいい腰痛予防になります。1回3分程度行うと、頭もすっきりするので仕事中のリフレッシュにぜひ取り入れてみてください。

また、手の甲にある腰腿点(ようたいてん)のツボを刺激するのもおすすめ。腰腿点は、手の甲にある2点のツボ。人差し指の骨の下部の親指側と、薬指の骨の下部の小指側。揉みながら身体を動かしてみましょう。

瀬尾港二
アキュサリュート高輪院長
1960年宮崎生まれ。ICU理学科卒業後、北京中医学院(現北京中医薬大学)針灸推拿学部に入学。在学中から気功や武術の大家に師事。92年卒業。2010年にアキュサリュート高輪を開設。一般社団法人日本中医薬学会理事・事務局長、神奈川衛生学園専門学校非常勤講師、東京医科歯科大学非常勤講師。著書に「図解 よくわかる東洋医学―漢方薬・ツボ・食事、3つの養生法で治す」「家庭でできる漢方〈4〉不眠症―原因・タイプ別 眠れるからだに体質改善!」など。
中野周平(蛙亭)
芸人
吉本興業所属のお笑いコンビ・蛙亭のメンバー。漫画家のアシスタント経験があり、イラスト展の開催、MBS「プレバト!!」で水彩画の腕前を披露するなど、画力が高い芸人としても有名。さらに、ドラマ(NHK総合「作りたい女と食べたい女」、テレビ東京「来世ではちゃんとします3」など)にも出演し、お笑いだけでなく幅広い分野で活躍中。
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