作成した素材を配置していく
6-1
6-2
続けて、イメージメニュー→“モード”→“ダブルトーン...”を選択し、表示されたダイアログで、[種類:ダブルトーン(1版)]、[インキ1]をピンクに設定して実行6-1。ここで、シカのグラフィックをコピーしたら、作業ファイルの最前面にペーストして配置し、位置やサイズを調整。さらに、このレイヤーを複製し、[描画モード:乗算]に変更。次に、複製元のレイヤーを選択したら、レイヤーパネルで[透明ピクセルをロック]をオンにして、黄色で塗りつぶした6-2。
レイヤーの位置をずらして版ずれ風に見せる
7-1
7-2
ここで、最前面のシカのレイヤーを複製したら、“ピクセレート”→“カラーハーフトーン...”フィルタを、初期設定の値で実行した7-1。さらに、イメージメニュー→“色調補正”→“色相・彩度...”で、色味や明るさを調整し、地のグラフィックになじませておく。また、重なり合ったシカのレイヤーをそれぞれずらすことで、版ずれ風に見せた7-2。
ワンポイント・アドバイス | |
“カラーハーフトーン...”フィルタを適用する際、[最大半径]の値を変えることで、ドットのサイズを変更することができる。ここではグラフィックに重ねていくため、細かなドット調に処理したが、大きなドット調に処理したグラフィックを背景に配置してもおもしろいだろう。 |
風景写真から背景のベースを作成
8-1
8-2
8-3
ここで、風景の写真を開き8-1、イメージメニュー→“色調補正”→“2階調化...”を、初期設定の値で実行しておく8-2。続いて、イメージメニュー→“モード”→“グレースケール”を実行。さらに、イメージメニュー→“モード”→“ダブルトーン...”で、表示されたダイアログで、[種類:ダブルトーン(1版)]、[インキ1]を水色に設定して、[OK]ボタンをクリックし、2階調化した画像を水色にした8-3。
作成した素材を着色して仕上げる
9-1
9-2
Lesson8で風景写真から作成した画像を、コピー&ペーストで作業ファイルの背景レイヤーの前面に配置9-1。続いて、自動選択ツールを選択し、配置した風景画像の白い部分をクリックして、選択範囲を作成した。さらに、選択範囲メニュー→“近似色を選択”を実行して、白い部分をすべて囲むように選択範囲を作成したら、黄緑で塗りつぶす9-2。仕上げに文字などを配置したら完成だ。
本記事は『MdN』2010年2月号(vol.190)からの転載です。
特集のすべての記事は誌面でお読みになれます。
月刊『MdN』掲載記事号の情報はこちら!