7-(4)各種描画ツールとツールのオプション | デザインってオモシロイ -MdN Design Interactive-
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 Technique07 描画の基本 

04 各種描画ツールとツールのオプション



描画色や背景色を設定したら、次は描画だ。Photoshopには描画のためのツールがいくつかあり、各種オプションを設定することで、さまざまな描画を行うことができる。各種ツールの特徴や設定内容を理解して、描画ツールを使いこなそう。

描画の基本操作

各種ツールで描画を行うための操作方法は共通だ。描画色や背景色を設定したら、ツールボックスでブラシツールか、鉛筆ツールを選択する。続いて、オプションバーの[ブラシプリセットピッカー]から、ブラシの形状やサイズを選択して、画像ウィンドウをドラッグすると描画することができる。
(画像をクリックすると拡大表示されます)

(画像をクリックすると拡大表示されます)

◀描画色と背景色を設定したら、ブラシツールか、鉛筆ツールを選択する。
◀オプションバーで、ブラシの形状やサイズを選択する。
◀画像ウィンドウをドラッグすると描画することができる。
 point!  直線を描く

直線を描くには、shiftキーを押しながら画像ウィンドウを何カ所かクリックする。クリックした場所が直線で結ばれる。また、水平・垂直の直線を描くには、マウスボタンを押したままの状態でshiftキーを押しっぱなしにして、ドラッグする。

各種描画ツール

描画を行うためのツールがブラシツールと鉛筆ツールであり、消すためのツールには消しゴムツールがある。鉛筆ツールは描画した線の境界がはっきりしているのが特徴だ。これに対してブラシツールで描いた線の境界は、にじんだようにぼけているので、滑らかな印象だ。描きたい線がどのような線なのか考えてからツールを選択しよう。消しゴムツールはオプションバーでブラシの形状やサイズなどを選び、消し方を設定する。
◀鉛筆ツールで描いた線は境界がはっきりしている。
◀ブラシツールで描いた線は境界が滑らかだ。


ツールのオプション設定


ブラシツールや鉛筆ツールは、ブラシの形状やサイズ以外にも各種設定をオプションバーで行うことができる。

[モード]はレイヤーの描画モードと同様に[乗算]や[比較(暗)]といったモードが選べ、既存の描画した画像にこれからペイントする内容をどのように重ね合わせるかを設定する(詳しくは「テクニック3:レイヤーの基本-(4)不透明度と描画モード」を参照)。[不透明度]はペイントする色の不透明度を0から100%で設定し、何回も描いて重ねることで、透明水彩絵の具で描いたような効果を得られる。ブラシツールを選択したときは[流量]、[エアブラシ機能の有効化]が設定できる。[流量]はペイント時の色の出る量を0から100%で設定する。[エアブラシ機能の有効化]を設定すると、スプレーで描くようにドラッグする速度によってペイントされる色の量が変化する。
描画時に[モード]を変更した見本。垂直の線を[通常]で描き、水平の線を[比較(暗)]で描くと、描画した線が重なる部分の色が変わる。
◀[不透明度]を「50%」に設定して描画した見本。設定した描画色は50%の不透明度でペイントされ、描画した線が重なる部分は色が濃くなる。
◀[流量]を「50%」に設定して[エアブラシ機能の有効化]を選択した見本。ドラッグしたときのスピードに応じてペイントされる描画色の量が変化する。速くドラッグすると線は細く、ゆっくりドラッグすると太い線が描かれる。
 column  ブラシパレット

ウィンドウメニュー→"ブラシ"を選択し、表示されるブラシパレットで、描画するブラシのさらに細かな設定を行うことが可能だ。例えば、[テクスチャ]をクリックして[パターンピッカー]から任意のパターンを選択すると、ブラシで描く線にテクスチャを追加することができる。ブラシパレット下部のプレビューを見ながら設定してみよう。
◀[テクスチャ][散布][カラー]を設定した。


◀複雑な線を描くことも可能だ。


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