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コラム

2013.6.17 MON

デザイナー視点でとらえたWWDC2013現地レポート(後編)

デザイナー視点でとらえたWWDC2013現地レポート(後編)

iOS7は新しいデザインのはじまり

2013年06月17日
TEXT:堀内 敬子(Boule)


前編はこちら>デザイナー視点でとらえたWWDC2013現地レポート(前編)


シームレスで画面遷移を感じさせない動き

大きくデザインが変更されたiOS7。フラットなデザインになったことに注目が集まっているが、もっと話題になってほしいのがその動きと縦・横・奥の3方向への空間の広がりだ。

たとえばiOS6まではホーム画面からアプリを起動すると中央から大きくなって表示されていたが、iOS7ではアイコンの場所へ近寄っていくようにズームしながらアプリが開き、閉じるときにはズームアウトして同じ場所へ戻る。起点となるアイコンの場所からズームイン・ズームアウトするので、そのアプリが画面内のどこにあるのかがすぐにわかる。個々のアプリの挙動にもその思想が反映されており、写真アプリはもとよりカレンダーアプリでも日・月・年表示の切り替えが日付を起点にして切り替えられるので、どこを見ていたか迷わないようになっているのだ。また、iOS6のカレンダーアプリは月表示にした際に左右の矢印をタップすると上下に動くという気持ち悪いことになっていたが、iOS7では上下にスクロールさせることでシームレスに前後の月が見られるようになったし、日付をタップすると画面遷移せずに、すうっと広がるように表示される。さらにSafariの新しいタブ表示でも、タップするとそのページが気持ちよいアニメーションで前面に立ち上がってくるし、戻るときも当然同じ場所に戻っていく。マルチタスクでアプリを閉じたいときはボタンを押すのではなく、カード状に見える画面をフリックして飛ばしてしまえばよい。iOS7にはこういった新しく追加された動きが非常に多い。むだな動きはなく、文脈に沿っていてわかりやすく、自然で楽しいものになっているのだ。

AppleのiOS7紹介ページ。ジョナサン・アイブによる紹介映像や動きのわかるギャラリーがある  http://www.apple.com/ios/ios7/
AppleのiOS7紹介ページ。ジョナサン・アイブによる紹介映像や動きのわかるギャラリーがある
http://www.apple.com/ios/ios7/


デザインは一見かんたんなようでいて、難しくなった

前述のような動きとともに気になるのは、面の重なりが強調されていることだ。ホーム画面ではいちばん下に背景画像、その上にアプリのボタン群、その上にNotification CenterおよびControl Centerという3層になっている。背景が動くように見えるギミックやぼかし半透明の背景は、各層の間にある程度の距離を感じさせることで、空間と現在位置を認識させている。

こういった空間の概念そのものは、もちろんこれまでも存在した。筆者もアプリをつくる際にはいつも画面の概念上のサイズや重なり、どの方向になにがあって、どう動くのかを意識してきた。上から出たものは上に戻るべきだし、もし上下が過去と未来を示すなら、その方向はアプリ全体で一貫させないと利用者が混乱してしまう。しかし、iOS6に取り入れられていたスキューモフィックデザインに則して現実の物体に見た目を似せるほど、動きや空間に制限・矛盾が生まれてしまう。たとえば現状のiBooksの「読み進めても左右のページの厚みが変わらない問題」など、利用者が気づいてしまうような大きな矛盾がよく生じるのだ。

iOS7ではスキューモフィックデザインから脱却し、新しく広がった空間上でデザインできるため、こういった問題から解放される。これは大きなメリットだ。しかしその反面、一見スッキリと見える画面の中で、考慮しなければならないことが格段に増えた。動きや面、重なり、つながり、空間、なにが自然で何が不自然に感じられるのか。あるいは、ボタンに枠や線がない状態で利用者に「押せるもの」と「押せないもの」の差をどうやって伝えるか。開発者は利用者を混乱させないよう、さまざまなことを深く考え理解する必要がある。気が遠くなるかもしれないが、過去や現実に縛られない新しい物の見方や情報の整理法が生まれる可能性もある。そしてAppleは、開発者と利用者がその可能性を切り拓くであろうと信頼している証でもあるのだ。

基調講演後にホールの頭上に現れた大きなiOS7の看板。奥行きが感じられるので、下から見るとまるで裏側が見れそうな気分になる
基調講演後にホールの頭上に現れた大きなiOS7の看板。奥行きが感じられるので、下から見るとまるで裏側が見れそうな気分になる


進行中のアプリをiOS6と7どちらに合わせるか?

既存アプリや進行中のアプリをiOS6と7どちらに合わせるか迷うこともあるかもしれないが、基調講演でティム・クックが紹介していた数字を思い出してほしい。現在、iOS6の利用者は93%で、iOS5は6%。これは、iOSユーザーの多くはつねに最新OSに乗り換えていることを示しており、新しいOSへ合わせて大丈夫というAppleからの力強いメッセージといえよう。今ではWi-Fi経由でアップデートできるようになっているし、プッシュ通知が来たり、赤いバッジがついたりと、アップデートを行わないほうが難しいのである。

しかし、使い慣れたインターフェイスが変わったときの利用者の反発はおそろしい。この大きな変化を利用者はどう受け止めるだろうか。

iOS7発表直後の会場は、基調講演のスピーカー陣が自信と力と楽しさにあふれていたこともあって、多くの人が熱狂していた。その後WWDC2013の期間中、人気セッションの行列で隣に並んだ人や長いエスカレーターで近くにいた人、ランチで同じテーブルになった人などと、iOS7について話をした。すると、多くの人が否定的な意見(全体的に荒い、アイコンがひどい、子どもっぽい、など)を口にしながらも、クリーンだ、動きがいい、好きだ、Appleは大胆だと言い、大きな期待を寄せていた。すでに実機にiOS7を入れて試していた人は、iOS6が古く見えて困ると笑っていた。それはまったくその通りで、iOS6とiOS7の差が大きすぎるので、OSはもちろん、大半のアプリが古く見えるようになってしまうのだ。そしてiOS7はむだがなくスッキリとして、明るい色使いで透明感があることもあり、新鮮な気持ちよさを感じる。世界観をつくり込んだゲームアプリなどは別かもしれないが、大半のアプリにおいては早い段階でのiOS7対応が必要となるだろう。

iOS7は、私たちがすでに手にしているiPhone/iPadを、新しいデバイスのように生まれ変わらせることはまちがいない。そんな確信を抱いたWWDC2013であった。

iOS 6の利用者が93%という円グラフを用いて、ほとんどの利用者が最新OSを利用しているということが強調されている。WWDC 2013 Keynoteのビデオより(74分15秒頃)  http://www.apple.com/apple-events/june-2013/
iOS 6の利用者が93%という円グラフを用いて、ほとんどの利用者が最新OSを利用しているということが強調されている。WWDC 2013 Keynoteのビデオより(74分15秒頃)
http://www.apple.com/apple-events/june-2013/




堀内敬子氏近影

[筆者プロフィール]
ほりうち・たかこ●フリーランスのUIデザイナー。Web制作に長年従事したのち、現在はアプリ(iOS/Android/Web)のデザインを中心に活動中。Web制作関連の共著3冊、ほか雑誌・Webメディア等に執筆。使い心地の良いアプリを真剣に考える人。
Boule http://bouledesign.com/
云々(ブログ) http://unnun.com/

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