パナソニック、ドコモの「ツートップ」「iPhone」のダブルパンチでスマホ事業撤退を決定
パナソニック、ドコモの「ツートップ」「iPhone」のダブルパンチでスマホ事業撤退を決定
パナソニック株式会社は26日、2013年冬モデルより、国内の個人向けスマートフォン事業から撤退すると発表した。これまで、各メディアにより撤退が報じられてきたが、今回、正式に撤退を認めることとなった。
同社は、ドコモ(docomo)をメインにスマートフォンを供給してきたものの、2013年夏モデルの「Xperia A SO-04E」(エクスぺリアエース)とサムスン製の「GALAXY S4 SC-04E」(キャラクシーエス4)を優遇するツートップ戦略により、同社の「ELUGA P P-03E」は販売台数で大惨敗を喫っすることになった。
その時点でスマートフォン事業撤退の噂はメディアを賑わしていたが、パナソニックはそれを否定。しかし、ドコモが先日発売されたiPhone5sとiPhone5cを導入することを決定し、ほぼ決まっていた撤退を後押しすることとなった。
今後は、人員を法人向けのスマートフォン開発に振り分けて、開発に注力するという。また、従来型携帯(フィーチャーフォン)についても事業を継続する。
先日、カナダのスマートフォン供給会社BlackBerry(ブラックベリー)も販売不振から身売りを発表。かつての携帯電話の雄、Nokia(ノキア)もMicrosoftに携帯電話事業を買収されている。Androidが隆盛を誇り、シェアを落としながらもiPhoneなどのiOSが追従するという構図のスマートフォン業界では、世界レベルで業界再編が進んでいる。日本では「Xperia」を擁するソニーが気を吐いている状態だが、今後、事業撤退をよぎなくされる企業がでてくることも予想される。
今後は、人員を法人向けのスマートフォン開発に振り分けて、開発に注力するという。また、従来型携帯(フィーチャーフォン)についても事業を継続する。
先日、カナダのスマートフォン供給会社BlackBerry(ブラックベリー)も販売不振から身売りを発表。かつての携帯電話の雄、Nokia(ノキア)もMicrosoftに携帯電話事業を買収されている。Androidが隆盛を誇り、シェアを落としながらもiPhoneなどのiOSが追従するという構図のスマートフォン業界では、世界レベルで業界再編が進んでいる。日本では「Xperia」を擁するソニーが気を吐いている状態だが、今後、事業撤退をよぎなくされる企業がでてくることも予想される。