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コラム

2015.1.19 MON

イマーシブメディアの勃興はあるか

イマーシブメディアの勃興はあるか

2015年01月19日
TEXT:小川 浩(シリアルアントレプレナー)


Medium  http://medium.com/
Medium
http://medium.com/

Quartz  http://qz.com/
Quartz
http://qz.com/

この世界は神の言葉からはじまった。すなわち言葉こそが神であり、この世界の根源として神、つまり言葉が存在する。新約聖書「ヨハネによる福音書」第1章にはそう書かれている。

これに反して(?)、2014年は、動画コンテンツが猛威を振るった年だった。Webにしてもアプリにしても動画を軸とした新しいメディアが続々と生まれた。YouTuberとよばれる、YouTube上でみずから制作した動画を公開することにより得られるアフィリエイト収入や、向上する知名度を利してマネタイズに成功するようなユーザーも急増してきた。YouTuberについては、Googleが一時期大量にテレビ広告を放送していたから、知っている人も多いだろう。

YouTuberたちに対して広告のタイアップをもちかける、広告代理店や広告主も続出したので、YouTuberを新しいタレントとして管理するマネジメント会社や、YouTube用の動画コンテンツ制作を請け負う会社もでてきた。もっとも有名なYouTuberであろうHIKAKINが創業者として名を連ねる「3MINUTE(http://www.3minute-inc.com/)」が代表例だ。

こうしたコンテンツの担い手だけでなく、VineやInstagramなど画像・動画をシェアするサービスは増えたし、Facebookのニュースフィードも、直接Facebookにアップロードした動画であれば、再生ボタンを押すことなく自動再生されるようになり、一気に視聴回数が増えている。動画コンテンツに関しては、制作側と掲載側のニーズがバランスし、今後も大きな市場を形成していくと思われる。

しかし、動画メディアの台頭は、たんに動画を消費するだけのメディアの乱発でもあり、2015年には早くも淘汰がはじまる可能性もある。そして、前回のコラムで紹介したように、テキストを重視した古くて新しいメディアへの注目もふたたび集まる可能性がある。

「イマーシブメディア(=没入型メディア)」とよばれる、比較的長文のテキストで、画像や動画を置くならガツンと画面いっぱいに置き、シングルコラムのシンプルなメディアもまた、欧米を中心に増えてきている。

代表的なサービスは、このところ僕が注目して数回にわたって紹介しているMedium(http://medium.com/)やQuartz(http://qz.com/)だ。

彼らのWebサイトにも動画コンテンツがないわけではない。ないのだが、その割合はかなり少ない。そのぶん画像は多いが、数が多いというよりは、画面上に占める割合が多い。つまり、画像が大きいのだ。

これはサムネイルを集めて、ユーザーがクリックすることで大きく表示させるというひと手間をかけてきた従前のメディアとは逆に、最初からなるべく大きな画像を見せてしまい、そのひと手間を減らそうという考え方だ。

クリックが増えれば当然PVは増えるのだが、そのぶん直前までしていた行為への集中が途切れる。テキスト重視のイマーシブメディアは、上質のテキストコンテンツを用意し、できるだけ集中してそれらを読了してほしいと考える。

画像はその助けであり、読み続けてもらうためのスパイスやアクセントである。動画はそれ自体で完結したコンテンツであるから、どうしてもテキストと相性が悪い。だから、必然的にテキスト重視型のメディアにはあまり採用されないのである。

逆に言うと、現在では動画×タイトルのメディア、画像×説明テキストのメディア、テキスト×補足画像の3つの流れがインターネット上において明確に分立してきているといえるだろう。

動画コンテンツの台頭にも、その反動としてのテキスト重視メディアの再興にも、スマートフォンの十二分な普及と性能向上が関わっている。特に画面が大きくなってきていることが大きい。

動画を再生するにも十分な大きさであると同時に、テキスト表示もまた見やすく読み下しやすくなってきている。画像、テキスト、画像という読者が読みやすいリズムと、画像サイズ、フォントサイズの適正な組み合わせがメディア側でも理解しはじめたことで、5インチ程度の画面で読みやすい最適な解が発見されたともいえる。たんなるテキスト、たんなる画像ではなく、紙の雑誌が実現してきたような美しく高品質な画像と、読みやすくちょうど良い長さのテキストの最適な組み合わせによる、グロッシー(光沢のある写真印画紙のこと)さや、ゴージャスさをスマートフォン上に再現しなければならないし、それができる時期にきている。

言い換えると、これまでのPC上のメディアはもちろん、創成期のモバイルメディアは新聞をモチーフにして設計されてきたが、現在のモバイルメディアはテレビと雑誌をモチーフに設計されるべきである。

現在のスマートフォンは、高品質な画像を消費すると同時に、長い文章を読んでいても苦にはならない、大きさと画質を兼ね備えたデバイスになった。ちょうど一般的な雑誌の大きさがほとんど同じであることに近い。それは雑誌のつくり手がたどり着いた、持ちやすく読み易いちょうど良い大きさだが、その大きさ(という制約)の中で、最適なレイアウトや表現方法を雑誌の編集者たちは会得してきた。だから紙の雑誌の衰退は、彼らの怠慢でもなく、紙の雑誌というフォーマットがピークアウトしたということである。

逆にいうと、恐竜が破滅的な環境変化を耐え忍び生き残るために、鳥として大空に生息領域を移したように、雑誌は紙からインターネット、デジタルと生息領域を移さなければならない。そのタイミングがようやくきた、そのコンディションがようやく整ってきているのである。

恐竜にしても、空飛ぶ翼竜が生き残ったのではなく、姿形を大きく変える必要があった(だから多くの人は恐竜が鳥類になったと気づかない)。雑誌もまた、姿を変えてインターネット上のメディアに変化しなければならない。

イマーシブメディアとは、もちろん大量の動画コンテンツを消費し続けるという没入も包含するが、基本的にはテキストによるユーザー自身の思考を促しながらの没入を意味することが多い。

2015年に大きく成長を期待されるイマーシブメディアは、紙の雑誌がその進化するべき方向であり、新しい生活領域に身を移した現代の雑誌なのである。




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小川浩氏近影

[筆者プロフィール]
おがわ・ひろ●シリアルアントレプレナー。著書に『ビジネスブログブック』シリーズ(毎日コミュニケーションズ)、『Web2.0BOOK』(インプレス)、『仕事で使える!「Twitter」超入門』(青春出版社)、『ソーシャルメディアマーケティング』(ソフトバンククリエイティブ/共著)などがある。
twitter:http://www.twitter.com/ogawakazuhiro
facebook:http://www.facebook.com/ogawakazuhiro

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