富士通研究所、遠隔地からのファイルアクセスを最大20倍高速化する技術を発表
富士通研究所、遠隔地からのファイルアクセスを最大20倍高速化する技術を発表
株式会社富士通研究所は、遠隔地からファイル共有サーバーを利用する際のファイルアクセスを、ソフトウェアによって高速化するデータ転送高速化技術を開発したと発表した。
同技術では、クライアント・サーバー間の通信を中継するソフトウェアを新たに導入することにより、遠隔ネットワーク上で複数のファイル名やファイルサイズなどの情報取得で発生する通信回数を大幅に減らし、ネットワーク遅延の影響を低減することを実現した。社内実験では、容量の小さな多数のファイル転送を最大で10倍高速化できることを確認したという。
さらに、同社が2014年に発表した重複除去技術の効果を向上させるヘッダーの分離技術によって、大容量ファイルの転送を最大で従来の20倍高速化することも確認した。同技術を実装したソフトウェアを、サーバーとクライアントにインストールするだけで、既存のファイル共有システムのファイルアクセスを高速化することが可能となる。
さらに、同社が2014年に発表した重複除去技術の効果を向上させるヘッダーの分離技術によって、大容量ファイルの転送を最大で従来の20倍高速化することも確認した。同技術を実装したソフトウェアを、サーバーとクライアントにインストールするだけで、既存のファイル共有システムのファイルアクセスを高速化することが可能となる。