Illustratorの次期バージョンは音声アシスト機能を搭載した喋るソフトに!? Adobeが“4月1日”に発表
アドビシステムズ株式会社は、Adobe Illustrator CCの新機能「Illustrator VOICE」を、2017年の“4月1日”に発表した。次期バージョンに搭載される予定の新機能で、世界に先駆けて日本独自での発表。使用しているツールや作業内容を音声で読み上げ、制作者をアシストしてくれる機能であると紹介されている。
Adobe Illustratorの誕生30周年を記念して追加された「Illustrator VOICE」機能を環境設定で有効にすると、操作中に適宜に音声が出力。CMYK印刷物のデザイン中に誤って特色を指定したり、パッケージ保存を忘れてリンク漏れが発生したりといったミスを軽減できるだけでなく、深夜の作業で“寝落ち”しそうになることも防止できる画期的な機能となっている。カスタマイズのプリセットとして、日本語に対応した13種類のボイスパックが用意されており、気に入った音声を選んで使用することが可能だ。
13種類のボイスパックは、熱血ヒーローボイス、美少女戦隊ボイス、海外ドラマ吹替ボイス、学園ヒロインボイス、敏腕エージェントボイス、綺麗なおねぃさんボイス、ステルスゲームボイス、世紀末のモブボイス、山小屋のお爺さんボイス、低音イケボ、アドベンチャー少年ボイス、気だるげ妹ボイス、司令官の女ボイスと、どれも個性豊かなものばかり。正式リリースに先駆けて、Adobe公式ブログでは、ベータ版の音声がMP3ファイルとして公開された。同じ操作を行った場合の音声でも、ボイスによって台詞が異なるケースがあるなど工夫が凝らされている。
ユニークな機能ではあるが、この「Illustrator VOICE」は4月1日の“エイプリルフール”企画で、本当に次期バージョンでの実装が予定されているわけではない。とはいえ、Adobe公式ブログでは実際に多彩なボイスを聴くことができ、本格的な“新機能紹介”の動画まで公開されているので、興味があるユーザーは閲覧してみると良いだろう(http://blogs.adobe.com/creativestation/aprilfools_2017)。