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Cintiq Companion Hybrid

Wacom, New Work Style Suggestion

「Cintiq Companion Hybrid」で変わるクリエイティブワークの最前線

ペンで画面に直接描き込めるワコムの液晶ペンタブレット「Cintiq」に、モバイルでの利用も可能にした「Cintiq Companion Hybrid」が加わった。クリエイターの創作スタイルを根本から変える可能性を秘めた同製品を、第一線で活躍するイラストレーターの山代政一さんに使用してもらい、その魅力や活用方法について伺った。(TEXT:山口 優 PHOTO:片桐 圭)

「Cintiq Companion Hybrid」が変えるイラスト制作

“液晶ペンタブレット”と“モバイル端末”のふたつの機能を併せ持ち、今までにない使い方ができる「Cintiq Companion Hybrid」。
同製品を使うことで、イラスト制作のあり方はどのように変わるのだろうか。
ここでは、イラストレーターの山代政一さんに普段のワークフローのなかで製品を使ってもらい、
ワークスタイルにもたらす影響や便利な活用方法について話を伺った。

01 過去の作品やラフを保存したモバイル端末として打ち合わせの場に持っていく

Cintiq Companion Hybridでワークスタイルが変わったと語る山代政一さん

その場でラフを描いたり色を塗ったりして、クライアントとイメージを共有する

CDジャケットや広告、Webサイトなど、幅広い媒体で活躍するイラストレーターの山代政一さん。仕事の内容や進め方は案件によって異なるそうだが、ほとんどの場合は、まずクライアントと打ち合わせを行うところからスタートするという。

「打ち合わせではクライアントの要望を汲みながら方向性を固めていくのですが、これまでは、口頭でこちらのざっくりしたイメージを伝えたら、あとはぶっつけ本番で作品をつくり始めることが多かったんです。それがCintiq Companion Hybridを試しに使い始めたらガラリと変わりました」

具体的には、打ち合わせの場にCintiq Companion Hybridを持っていき、クライアントと密にコンセンサスを取るようになったのだという。

「たとえば、あらかじめ過去に制作した作品を画像に書き出してCintiq Companion Hybridの内蔵ストレージに保存しておく。そうすると、初めて会うクライアントに対して自分のポートフォリオを見てもらうことができる。過去の作品のなかに最終イメージに近いものがある場合は、それを見せて方向性を共有することもできます。また、その場で簡単なラフを描いて、より直接的にクライアントとコミュニケーションを図ることにも可能です。ちょうどポートフォリオとスケッチブックを一緒に持っている感じですね」

02 オフィスに戻ってラフをもとにイラストを制作する

オフィスに戻ったらCintiq Companion HybridをPCにつないで打ち合わせで作成したラフのデータを転送する

打ち合わせを終えてオフィスに戻ったら、山代さんはすぐにCintiq Companion HybridをPCにつなぐという。

「PCに接続すると外部ストレージとして認識されるので、打ち合わせ時に作成したラフのデータを簡単にPCにコピーできます。しかも、Cintiq Companion HybridにプリインストールされているWacom Creative CanvasはデータをPSD形式で書き出せるので、Photoshopなどのグラフィックソフトで直接開いてラフの続きを描くことも簡単。そうやって作品のイメージを詰めていったら、それをもとに3DCGソフトでモデリングしていきます」

03 デュアルディスプレイ環境を活かし作業を進める

山代さんは、基本的に3DCGソフトを使って作品を制作し、Photoshopでレタッチして仕上げているという。その過程でもCintiq Companion Hybridをフルに活用しているそうだ。

「Cintiq Companion Hybridとほかのディスプレイに別々の画面を表示して作業領域を拡張する使い方をしています。Mayaを使用することが多いのですが、メインディスプレイでレンダリングをしながら、Cintiiq Companion HybridのほうでPhotoshopを使ってテクスチャの描画やレタッチを行います。またMayaの場合、マテリアルやアニメーションを設定するパネルが非常に多いので、それをCintiq Companion Hybrid側に配置して、メインディスプレイ側で絵を大きく表示して作業を行うこともあります。」

「僕の場合は移動先で作業をすることも多く、その場合はノートPCとCintiq Companion Hybridでオフィスと同じようなデュアルディスプレイ環境をつくって作業を行います。自宅と事務所を行き来するような人や、移動先でフレキシブルに作業したい人にとって、常に最高の作業環境を持ち歩けるというのはこのうえないメリットだと思いますよ」

デュアルディスプレイ環境で作業するときは、全体像を上で、細かい作業を下で行うことが多いという

04 場所を選ばずスケッチできるのもCintiq Companion Hybridの魅力

近くのカフェなど、場所を選ばずスケッチできるのもCintiqの魅力だ

机に向かっての作業に疲れたら、PCから取り外してアイデアを練ったり近くのカフェでスケッチを描いたりもしているそうだ。

「オフィスでアイデアを練っていて煮詰まるときもあるので、そんなときに机から離れて自由な姿勢でアイデア出しをすることがあります。もちろん紙とペンでもいいのですが、Cintiq Companion Hybrid」で描いたデータをPSDでPCに取り込めるので、アイデアをそのまま作品に落とし込んでいけるのはいいですね。」

また普段からPCにつないでいるので、充電の心配がほとんどないのもメリットのひとつだろう。仮に長時間持ち出して使用しても、自宅に戻ればメインPCに接続してデュアルディスプレイで作業するため、必然と充電される。意識せずに充電されるという点も非常に便利だ。

ちなみに、Cintiq Companion HybridはAndroid OSを搭載しているため、サードパーティー製のAndroidアプリをインストールして利用することも可能だ。

「欲を言えば、3Dモデリングが実用的にできるアプリもほしいですね。今後もっと多くのソフトウェアが増えてアプリが充実すれば、モバイル環境でできることの幅がさらに広がると思うので、ぜひ期待したいですね」

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