開校15周年「デジタルハリウッド大同窓会」が開催
(2010年2月18日 取材・文:編集部)
「デジタルハリウッド大同窓会」会場となった東京・赤坂の赤坂ブリッツ
デジタルハリウッド株式会社は、「デジタルハリウッド大同窓会」を2010年2月17日に東京・赤坂の赤坂ブリッツで開催した。
この同窓会はクリエイター養成スクール「デジタルハリウッド」の開校15周年を記念して行われたもので、CGやWeb、デザイン、クリエイティブなどの実業界で活躍するOB同士の交流や親睦、仕事の受発注などを目的として企画。同校の卒業生たちが一堂に会する催しとなり、全国から約750名の参加者が集まった。
会は、まず同社取締役でデジタルハリウッド学長である杉山知之氏がスピーチ。同社設立時の記憶や現在に至るまでの感慨などを語ったほか、活躍する卒業生らをゲストとして紹介するなど、同校が実業界に与えている影響などをアピールした。
また、ゲストとして、角川歴彦氏(角川グループホールディングス代表取締役会長兼CEO)や、文部科学副大臣の鈴木寛氏が壇上で祝辞をスピーチ。デジタルコンテンツの重要性や、その作り手の養成を担うデジタルハリウッドの存在価値などを力説した。
参加者全員での乾杯を行った後は、「名刺交換&交流タイム」がスタート。氏名や所属先、「しごと募集」「クリエイター募集」「ビジネスパートナー募集」「人生のパートナー募集」などそれぞれ思い思いのステッカーを服に貼ったOBらが声をかけ合い、親睦を深めたり、情報交換や仕事の可能性を探り合うなど交流が行われた。利便性を考慮して、「Poken」(ポーケン)などのデジタル名刺ガジェットを使ったコミュニケーションもオフィシャルに採用された。
ステージでは、ゲストアーティストによるミニコンサートや、OBらの作品紹介、杉山学長と卒業生のトークなどが進められるなか、スポンサーによるブース出展や、Pokenの展示即売会などが場外でも行われ、熱気に満ちた2時間となった。
■デジタルハリウッド
http://www.dhw.co.jp/grand/
「デジタル時代の到来についてなかなか理解が得られなかった」と設立時の苦労などを語った杉山知之デジタルハリウッド学長。右はOBの1人としてステージに招かれた横井勝氏。テレビ朝日のCG部門に勤務して日々腕をふるっている
各地から約750名の卒業生たちが集結
「卒業生同士で大いに協力しあって、コンテンツ業界の人材育成を担うデジタルハリウッドを発展させていってほしい」と述べた角川歴彦 角川グループホールディングス代表取締役会長兼CEO
乾杯の音頭を取った鈴木寛文部科学副大臣。通産官僚時代に同校設立に関わり、杉山学長とは以来15年となる旧知の仲。「最近はどこのデジタルコンテンツ制作の現場に視察に行ってもデジタルハリウッドのOBが存在感を示している。本場ハリウッドと日本が双璧をなし、その中心としてデジタルハリウッドにがんばってほしい」と祝辞を述べた
フルート演奏の女性4人組「FL-TRA」のミニコンサート。OBの所属先の縁でステージに立った
弊社エムディエヌコーポレーションも協賛
会場脇にはマッチングボードを設置。実際の人材募集、業務発注などの情報が張り出された
デジタル名刺ガジェット「Poken」の展示即売コーナーは人気を博していた
スポンサーの「印刷の通販 グラフィック」のブース。「オリジナルグッズ工房」やデジタル版画技法「GECLEE DE GRAPHIC」などの商品を紹介