佐賀県嬉野市、バリアフリー施設をiPhone ARアプリ「セカイカメラ」で発信
佐賀県嬉野市、バリアフリー施設をiPhone ARアプリ「セカイカメラ」で発信
嬉野温泉で知られる佐賀県嬉野市は6月28日、バリアフリーの視点から選ばれた市内の公共施設、宿泊施設などを、iPhoneアプリ「セカイカメラ」のエアタグを通じ、7月16日より情報発信すると発表した。
同市では、12月21日~22日の2日間に「第5回ユニバーサルデザイン全国大会」を開催予定。そこで「日本一のバリアフリーのまち うれしの」を目標に、市内の公共施設、宿泊施設のバリアフリー度を調査、身体の状態や障害の程度に応じた宿泊施設等の紹介ができる体制の整備などを進めている。今回その一環として、市内の施設80ケ所程度にUD(ユニバーサルデザイン)エアタグを設置、観光スポット等のエアタグを含め市内に合計250ヶ所にエアタグを設置し、iPhoneアプリ「セカイカメラ」を使ってその情報を見られるようにする予定としている。設置したエアタグは「ユニバーサル全国大会」開催以降も設置し、同市ならではの観光情報を発信するとしている。
また今後は、セカイカメラを使った観光散策ルートの充実や各種イベントでの活用、韓国語や中国語、英語といった観光スポットの多言語表記対応など、観光振興についても活用していくという。
「セカイカメラ」は頓智ドット(株)が制作したiPhone用アプリケーション。現実の背景に情報を重ねて表示する「拡張現実(AR)」と呼ばれる技術を用いたもので、iPhoneでこの「セカイカメラ」を起動して街並みを映すと、特定の空間に「エアタグ」と呼ばれる、文字や写真、動画などが付箋が貼ったように映し出されるものである。
嬉野市
URL:http://www.city.ureshino.lg.jp/
(2010/06/28)