【web creators発売記念コラム】Webでクリエイティブを発揮するための5つのアイデア
【web creators発売記念コラム】Webでクリエイティブを発揮するための5つのアイデア
2011年1月17日
TEXT:web creators編集部
web creators特別号「Webデザイン表現&技法の新・スタンダード」が1月29日に全国一斉に発売されます。
「web creators」は昨年3月の月刊誌としての活動終了後、メインの情報提供の場をインターネット上に移して、MdN Design Interactiveの1カテゴリとして、Webサイト、Twitter、メールマガジンなどで読者のみなさまに情報を提供しております。「web creators」では、一冊にまとまった本やムックの形で、体系立てて編集された情報を必要とする読者のみなさまのために、紙媒体での情報提供を月刊誌終了直後から検討しておりましたが、このたびweb creators特別号として、「Webデザイン表現&技法の新・スタンダード」というムックの形で発売することとなりました。このweb creators特別号「Webデザイン表現&技法の新・スタンダード」の詳細については、facebookのweb creators公式ファンページをごらんください。
web creators特別号「Webデザイン表現&技法の新・スタンダード」の表紙色校(作成中のものです)
本記事では、web creators特別号「Webデザイン表現&技法の新・スタンダード」の発売を記念して、とくに初心者~中級者のWebクリエイター向けに、Webでクリエイティブを発揮するためのアイデアを紹介します。新年がスタートして2週間が経ちましたが、今年の目標をはっきりさせないまま過ごされている方もいるかもしれません。とくに新人のクリエイターさんは、日ごろ追われてしまう仕事の計画とは別に、自分自身の仕事に対する取り組み方を含めて、クリアな視界を保つように見直してみてはいかがでしょうか。
【1】Webページのレイアウトは最初は放置しよう
多くのデザイナーはビジュアルのイメージからアイデアが浮かびがちです。それはそれでひとつの方法としてアリですが、現在のWebページのレイアウトのパターンは、キャンペーンサイトやスマートフォン向けサイトなどでもなければほぼ固定化されています。アプリケーションとしての機能性が求められるものも多く、ユーザー体験やユーザーインターフェイスの重要性も高まっています。そこで、まずはそのWebページに盛り込む内容や機能が全部リストアップされ、それらを俯瞰的に眺められるようになる段階まで、レイアウトのことを考えるのはやめてみましょう。冷静で客観的な視点でレイアウトを見ることができます。また手戻りや混乱、余計な手間や時間を防ぐ効果もあります。
【2】Webデザインのアイデアは技術の理解から生まれる
Webのデザイン・制作は昔からインターネット技術との競争でした。デザイナーといえども技術なしにWebページをデザインすることはできません。Webを制作するうえでは、Flashを使わないとしても、JavaScriptを使ったインタラクションは必須ですし、いまだとHTML5やCSS3の知識も知っておかなければなりませんし、iPhone/iPod touchやAndroid端末といったスマートフォン向けのページの制作方法も知らなければなりません。もちろんサーバーの知識や運用についても、実際に作業を担当する、しないに関わらず、一定の知識は必要です。次々と新しい技術が生まれる世界ですので、勉強は欠かさずにおきましょう。
【3】新しいものにはどん欲に挑戦する
【2】にも関連することですが、新しいものには積極的に興味をもつことが重要です。TwitterやFacebookをはじめ、新しいWebサービスは日々されていますが、新しいものは実際に自分で使ってみないとその良さや悪さ、問題点、活用方法がわかりません。やや話は変わりますが、たとえばiPhoneやiPadは使いやすいものですが、Android端末とあわせて使うと、両者の細かい挙動や操作性の違いに気づきます。とくにWebサービスは無料で利用できるものが多いので、まずは使ってみるところからはじめましょう。
【4】知識は体系立てて整理してから取り込む
Webの知識やノウハウを入手する際にいちばん問題になるのは、学ぶべきトピックが非常に多く、しかも多岐にわたる点にあります。経験の浅いWebデザイナーはどこから、なにから学べばいいのかがわからず、手近なところから取り組んでしまいがちです。木を見て森を見ずといいますが、Webの知識も、まずは全体を俯瞰して、どのようなジャンルの知識を身につければよいのか、どれだけのジャンルがあるのか、自分に必要不可欠なもの、いらないもの、優先的に学ぶべきもの、あとで学ぶべきものなどを把握することが重要です。そのうえで自分が必要とする知識から順番に学んでいきましょう。Webデザインのスクールなどでは、そのような観点でWeb制作の現場で必要な知識をきちんと体系立ててカリキュラムがつくられています。
【5】迷ったら実行
Webの世界はとかく時間の流れの速い世界です。知っておかなければならない知識もどんどん変わっていきます。Webデザインのトレンドも変わっていきます。そのような中では迅速な判断や行動が必要になる場面が多々あります。新しいアイデアが浮かんだらすぐに形にすることも重要です。どれだけすばらしいデザインのアイデアも、形にしていなければこの世に存在していないのと同様です。今年こそはWebの勉強をしよう、と思ったら、ブログやTwitterで話題に触れてみましょう。Webの世界で重要なのは行動力です。
web creators特別号「Webデザイン表現&技法の新・スタンダード」では、知らないと困る定番テクニックから、一歩先行く最新技術まで、Webデザインを行ううえで「いまおさえておきたい」情報をの1冊にまとめました。デザインからUI、HTML5、CSS3、スマートフォン、ホスティングサービスまで、Webデザインの“現在”と“これから”を、Web制作にかかわる初心者~中級者に向けてまとめています。
web creators特別号「Webデザイン表現&技法の新・スタンダード」の詳細については、facebookのweb creators公式ファンページ内の特設タブをごらんください。