理化学研究所と富士通のスパコン「京」が世界最高性能に-TOP500で首位獲得
理化学研究所と富士通のスパコン「京」が世界最高性能に-TOP500で首位獲得
独立行政法人理化学研究所と富士通株式会社は、第26回国際スーパーコンピューティング会議ISC'11(ドイツ・ハンブルク開催)で発表された第37回TOP500リストにおいて、共同開発中のスーパーコンピュータ「京」が第1位を獲得したと発表した。
「京」は2012年11月の共用開始を目指して開発が進められているスーパーコンピュータで、高性能かつ低消費電力のCPUを搭載した800台以上の計算機筐体をネットワークで接続した構成をしている。
今回は整備途中にシステム性能を確認するため、68544個のCPUを用いた部分システムでベンチマーク・プログラム「LINPACK」を走らせた結果、世界最高性能の8.162ペタフロップス(毎秒8,162兆回の浮動小数点演算数)を達成し、世界のスパコンのTOP500ランキングの第1位を獲得した。同コンピュータは完成時にはLINPACKで10ペタフロップスを目指している。
「京」の最新の整備状況
「京」の筐体
発表資料
URL:http://pr.fujitsu.com/jp/news/2011/06/20-1.html
2011/06/21