慶大、3D映像が空中に投影される裸眼3Dディスプレイを開発
慶大、3D映像が空中に投影される裸眼3Dディスプレイを開発
慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科の舘暲(タチ ススム)特別招聘教授、南澤孝太准教授らは、複数のユーザーが同時に裸眼で観察できる3D映像を空中に投影できる3Dディスプレイ「HaptoMIRAGE(ハプトミラージュ)」を開発したと発表した。
同ディスプレイでは、3D映像は現実の環境の重ね合わせて表示されて、ユーザーは特殊な眼鏡をかけることなく、広い範囲から両眼視差と運動視差を持つ立体映像として観察できる。複数のユーザーが同時にそれぞれの立ち位置から適切な3D映像を閲覧可能で、3D映像を中心に約150度の広い視野角を実現する。
ユーザーと提示映像の間に障害物となる構造がないため、提示映像に直接手を伸ばして操作したり、空中に3Dコンピュータ・グラフィックスのスケッチを描いたりすることが可能となり、博物館展示やデジタルサイネージ、アーケードゲームなどさまざまな応用が可能だ。