勝手に最新版のDLを勧める広告などを抑制へ、Chromeが機能拡充
勝手に最新版のDLを勧める広告などを抑制へ、Chromeが機能拡充
米Googleは3日(米国時間)、同社のセキュリティブログにおいて、昨年11月に発表した「Chrome」ブラウザ用のセキュリティプログラム「セーフブラウジング(Safe Browsing)」の機能を拡充し、悪質な埋め込みコンテンツに対応すると発表した。
「Safe Browsing」ではこれまで、パスワードや電話番号、クレジットカード情報などの個人情報の抜き取りや不要なソフトウェアのダウンロードからユーザーを保護してきた。今回、新たに拡充された機能では、システムが古くなっていると警告する嘘のイメージ広告や最新版へのアップデートを促す偽のダウンロードボタンなどの「埋め込みコンテンツ」に対し、ブロックするとしている。
これらの「埋め込みコンテンツ」は公式サイトを模倣してユーザーを騙すという手法をとっており、セキュリティチームは、ユーザーが安全にネット接続できるよう「Safe Browsing」の改良を続けるとしている。また、ウェブサイトのオーナーに対しては、ソーシャルエンジニアリング攻撃を検知するとサイトに警告が表示され続けるため、問題解決のためにはサーチコンソールの設定が必要だと呼びかけている。