伊藤若冲の作品と生き物の写真が比較掲載された書籍「若冲の描いた生き物たち」
伊藤若冲の作品と生き物の写真が比較掲載された書籍「若冲の描いた生き物たち」
株式会社学研プラスは、書籍「若冲の描いた生き物たち」を1月28日に発売した。2016年に生誕300年を迎える江戸時代の絵師・伊藤若冲の魅力を、描かれた生き物から伝える1冊。「動植綵絵」全30幅や「樹花鳥獣図屏風」など、代表的な約50図の作品が全体図と部分図で詳細に解説されている。
独特な画法と大胆な色彩で数々の傑作を生み出した伊藤若冲は、凄まじいほどの観察眼で生き物を写実的に捉える天才でもあった。本書は、その若冲の絵の素晴らしさを余すところなく解説した「美術画集」の部分と、そこに描かれた生き物の生態などに触れた「図鑑」的な部分で構成された斬新な書籍だ。作中に描かれた生き物と実物の写真を並べて掲載し、比較解説されているため、描かれた生き物の迫力と緻密さを実感することが可能。当時どのような生き物がいて、人間とどのような関係があったのかなど、作品にまつわる文化的側面も知ることができる。
表紙には代表的な作品である「仙人掌群鶏図」が採用されており、作品に描かれた生き物がどのような種類であるかを理解するためのコラムも収録。日本美術界で人気が高い伊藤若冲について深く知ることができ、初めて若冲に触れる者にとっても親しみやすい1冊となっている。A4判で168ページ。
出版社:株式会社学研プラス
価格:4200円(税抜)
URL:http://gakken-plus.co.jp/
Amazon:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4054061680/mdndi-22/
2016/02/09
価格:4200円(税抜)
URL:http://gakken-plus.co.jp/
Amazon:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4054061680/mdndi-22/
2016/02/09
2016-01-28
release