Facebook、全てのメディアにインスタント記事の出稿を開放
Facebook、全てのメディアにインスタント記事の出稿を開放
米Facebookは17日(米国時間)、全てのメディア媒体が同社のニュース配信プラットフォーム「インスタント記事」で記事を配信できるようになると発表した。4月12日に開催予定のエンジニア向けイベントF8で提供開始される。
「インスタント記事」は、各メディアがWeb上で配信している記事を、アプリ内のニュースフィードで通常の記事の10倍以上の速さで読み込むことのできる機能。アメリカでは、ニューヨークタイムズやナショナルジオグラフィック、ワシントンポストなど、日本では、朝日新聞社、産経デジタル、東洋経済新報社、日本経済新聞社、毎日新聞社、読売新聞東京本社がテストパートナーに採用され、試験運用を行ってきた。今後は、全てのメディア媒体が、国や地域、規模を訪わずに配信が可能になる。
記事を出稿するメディアは、記事のレイアウトから記事内配信される広告の販売まで管理して、広告収益の100%を得ることができる。ほかにも、広告アクセスのデータ追跡やFacebook Audience Networkを通してのコンテンツのマネタイズ、既存のWeb上の効果測定システムやサードパーティのサービスを使っての記事のトラフィック計測、マルチメディア編集ツールの利用も実行できる。