持ち手を削って自分で作るオリジナル小刀キット「It’s my knife」にホオの木を採用した新商品が登場
持ち手を削って自分で作るオリジナル小刀キット「It’s my knife」にホオの木を採用した新商品が登場
神沢鉄工株式会社は、オリジナル小刀キット「It’s my knife」の新たなラインナップとして、「It’s my knife ホオ」を2016年6月17日(金)に発売する。「It’s my knife」は、ハンドルの部分を自分で削って作れる本格的な小刀キットで、これまでハンドル部材としてブナの木を用いたモデルが発売されていた。今回の追加モデルに採用されたホオ(朴の木)は、加工性が高く、刃物に不慣れでもサクサクと削れる特徴がある。同社オンラインショップ「KANZAWA STORE」および全国の小売店での購入が可能で、希望小売価格は3200円(税抜)。
神沢鉄工株式会社は、金物の街として知られる播州三木(兵庫県)にて、120年以上の歴史を誇る大工道具の老舗メーカーだ。同社の刃物ブランド「fedeca mellow mode」より発売されている「It’s my knife」は、“削る楽しさ”を伝えるために生み出された工作キット。小刀とハンドル部材のほか、サンドペーパー / ネジ /ドライバーなどの必要な材料が一式揃っており、ハンドルを好きな形に削ってネジ止めするだけで、簡単にオリジナルの小刀を作れる。刃には、和鋼の伝統を受け継いだ安来鋼の青紙を採用。硬度と粘りがある高級鋼で、滑らかに切れてキレイな切り口に仕上げられることが特徴だ。削りやすさを追求し、職人が1つずつ手で研ぎ上げている。
今回、新たに追加されたモデルで採用されているホオ(朴の木)は、水に強く手触りが良いため、昔から和包丁の柄やまな板といった調理道具などにも用いられてきた。現在発売中の「It’s my knife ブナ」より柔らかく削りやすい素材だが、下駄の歯(朴歯下駄)にも使用されるなど適度な堅さを備えており、プロフェッショナル向けの道具としても十分に通用する。なお、「fedeca mellow mode」公式サイトでは、ナイフの削り方や「It’s my knife」の作例、「It’s my knife」で削った作品集なども紹介。削る楽しさを分かち合って、刃物ユーザーの裾野を広げることで、金物業界の活性化を目指している。