エプソン、インクボトルの1回交換でA4カラーを約5000ページ出力できる複合機「EW-M770T」
セイコーエプソン株式会社は、“エコタンク”搭載のインクジェットプリンタの新製品として、A4カラー複合機「EW-M770T」を2017年3月2日(木)に発売する。“エコタンク”搭載モデルは、同社のラインナップの中でも大容量のインクタンクを搭載している製品群で、インク交換の手間を減らすことが可能。今回発表された「EW-M770T」では、インク注入に「挿すだけ満タン」インク方式が採用されており、インクタンクが容量一杯になると補充が自動で止まる。市場予想価格は6万円台後半(税抜)。
本製品はコピー / プリンタ / スキャナ機能を備えた複合機で、本体に2.7型のLCDパネルを搭載している。プリンタ部の出力解像度は最高5760×1440dpi。大容量インクタンクはインク補充しやすい本体前面に配置されており、顔料ブラックと染料4色(シアン / マゼンタ / イエロー / フォトブラック)の計5色のインクを搭載している。連続プリント速度(PPM最速値 / A4普通紙 / レベル1速度優先モード)はカラー / モノクロともに約32枚 / 分。さらに、自動両面印刷や四辺フチなし印刷、ディスクレーベルプリントなどの幅広いニーズにも対応した。
“インク満タン1年分”をキャッチコピーとした最大の特徴とも言える大容量インクタンクは、1回のインクボトル交換を行うと、カラーインクで約5000ページ / ブラックインクで約8000ページ / フォトブラックインクで約1万1500ページの大量プリント(A4カラー文書)が可能。給紙については、“エコタンク”搭載モデルとしては初めて、前面2段給紙カセット+背面トレイの3Way方式を採用している。収納時の本体サイズは425(幅)×161(高さ)×359(奥行)mm、使用時の本体サイズは425(幅)×196(高さ)×598(奥行)mmで、重量は約8.0kg。有線インターフェイスはHi-Speed USBおよび10/100BASE-TXで、IEEE 802.11n/g/b準拠の無線LAN接続もサポートしており、本体にはSDメモリーカードスロットも実装されている。