“けもの”に話題が集まる今、本の中で動物が躍動する「しかけ絵本」に注目
アニメ界では、低予算ながら奥深いストーリーと動物たちのキャラクターの可愛らしさで、「けものフレンズ」が大きな注目を集めているが、その余波で“けもの”を扱った絵本に再び注目が集まっている。
アメリカの出版社workmanから発売された「しかけ絵本」はDan KainenとCarol Kaufmannという二人の作家による作品。ページをめくると、大きく本を動かしたり目線を変えたりしなくても、絵本の中の動物はまるでサバンナの草原にいるように躍動感あふれる動きを見せる。
これは、短冊状にした動物の画像の上に、細長いレンズを無数に敷き詰め、まるで本の中で動いているかのように見せる「Photicular technology」(フォティキュラー技術)によるもの。
2012年発売の「SAFARI」(サファリ)では、全32ページに渡り、疾走するチーターやもぐもぐするゴリラ、草原をゆくシマウマなどの動物が見られる。
2014年の作品「OCEAN」(オーシャン)には、海の動物たちが登場。ゆらめく動きは本の中に海水があるようで、よりリアルに生物を見られる。
また、2015年に発売された「POLAR」(ポーラー)は南極・北極に注目。
よたよた歩くペンギンや重量感のあるセイウチ、頭上にきらめくオーロラなど、極地を生きる動物や自然の美しさに感動する。
SAFARI
URL:https://www.workman.com/products/safari
OCEAN
URL:https://www.workman.com/products/ocean
POLAR
URL:https://www.workman.com/products/polar
2017/04/10