折り曲げた針金による文学作品の原稿の立体的な表現で知られる荒井美波氏の個展「行為の軌跡III」
2017年9月9日(土)から9月24日(日)まで、TAV GALLERYにて、荒井美波氏の個展「行為の軌跡III」が開催される。都築響一氏のディレクションによる「Trace of Writing」(TRAUMARIS)以来、荒井氏にとっては3年振りの個展。飯盛希氏がキュレーターを務めており、荒井氏の卒業制作の「行為の軌跡――活字の裏の世界」(2012年)や、修了制作の「行為の軌跡II――詩における自運」(2014年)に続く節目として、新たな制作の展開が紹介される。休廊日は水曜および木曜で、時間は13:00〜20:00。
2015年に武蔵野美術大学 大学院修士課程視覚伝達デザインコースを卒業した荒井美波氏は、2011年の「木からできたブックカバー」でのグッドデザイン賞の受賞や、折り曲げた針金で文学作品の直筆原稿を立体的に表現する「臨書」の作品などで知られている。2014年には、一青窈氏による「紙重奏」への作品提供も行った。針金による「臨書」は、1画を折るのに30分、1日に折ることができるのは2行ほどといった、非常に時間のかかるもの。パソコンやスマートフォンの画面上で文章を読むことが当たり前になり、直筆の文字に触れることが少なくなった今日にあって、“書く”という行為の熱量をあらためて感じさせる作品となっている。
■期間:
2017年9月9日(土)~9月24日(日)
■開催場所:
TAV GALLERY
東京都杉並区阿佐谷北1-31-2
■問い合わせ先:
TAV GALLERY
tel. 03-3330-6881
url. http://tavgallery.com/
2017年9月9日(土)~9月24日(日)
■開催場所:
TAV GALLERY
東京都杉並区阿佐谷北1-31-2
■問い合わせ先:
TAV GALLERY
tel. 03-3330-6881
url. http://tavgallery.com/