2018年のマルウェアはWebブラウザ攻撃やアドウェアが脅威に、メールは「Ursnif」に注意を
キヤノンITソリューションズ株式会社は27日、「2018年2月 マルウェアレポート」を発表し、マルウェア検出状況から2018年のマルウェアのトレンドや多く確認されたマルウェア「Ursnif」についての詳細を公開している。
2月の国内マルウェア検出数の種類別割合を見てみると、トップはマイニングスクリプトのJS/CoinMiner(10.20%)、2位はアドウェアのJS/Adware.Agent(8.40%)、3位はダウンローダーのVBA/TrojanDownloader.Agent(7.90%)という結果だった。
昨年はVBA/TrojanDownloader.Agentのようなダウンローダー型のマルウェアが流行していたが、2018年に入って、Webブラウザーを狙った攻撃や勝手に広告を表示するアドウェアなど、脅威が多様化している傾向にある。実際、2月に検出された国内マルウェアのファイル形式別では、上位10種のうち7種がWebブラウザーを実行環境とするものだった。
メールに添付されたり、メール本文中にダウンローダーのURLを掲載して感染させるマルウェアでは、バンキングマルウェア「Ursnif」を多く確認。バンキングマルウェアとは、インターネットバンキングサイトの認証情報(ユーザIDやパスワード等)やクレジットカード情報を詐取するもので銀行口座からの不正送金やクレジットカードの不正利用などの被害に遭う可能性がある。
昨年はVBA/TrojanDownloader.Agentのようなダウンローダー型のマルウェアが流行していたが、2018年に入って、Webブラウザーを狙った攻撃や勝手に広告を表示するアドウェアなど、脅威が多様化している傾向にある。実際、2月に検出された国内マルウェアのファイル形式別では、上位10種のうち7種がWebブラウザーを実行環境とするものだった。
メールに添付されたり、メール本文中にダウンローダーのURLを掲載して感染させるマルウェアでは、バンキングマルウェア「Ursnif」を多く確認。バンキングマルウェアとは、インターネットバンキングサイトの認証情報(ユーザIDやパスワード等)やクレジットカード情報を詐取するもので銀行口座からの不正送金やクレジットカードの不正利用などの被害に遭う可能性がある。