WOVN、アプリの多言語化ツールWOVN.appをリリース、30カ国語に対応可能
Wovn Technologies株式会社は7月30日、スマホアプリの多言語化を実施する「WOVN.app(ウォーブンドットアップ)」のベータ版をリリースした。ECサイトや予約サービス、ニュース・メディアなど、あらゆるアプリに組み込むことができる。対応アプリは主にiOSとされており、Androidアプリについては問い合わせが必要。また、対応言語は30言語で、価格は個別での見積もりとなっている。
WOVN.appは、アプリを多言語化するツールだが、サービス提供の背景として、若年層のスマホ利用が挙げられている。同社の発表によると、若年層のWEB閲覧は、スマートフォンデバイスに依存しているそうだ。さらに利用時間に関しては、ブラウザよりもアプリの方が長いとする調査結果も出ているという。アプリの多言語化の要望は今後も増えていくということだろう。対応可能なアプリとして、「EC」「予約」「ニュース・メディア」「SaaS」「交通」など、多言語需要が多そうなカテゴリが並ぶ。
同社は、WEBサイト多言語化管理ツール「WOVN.io(ウォーブンドットアイオー)を10,000以上の事業者に提供してきた。WOVN.ioは、既存のWEBサイトに追加する形で多言語ページが公開でき、制作時間は最短の場合わずか5分。言語はWOVN.appと同様の30カ国語に対応している。WOVN.ioでは、無料版と完全オーダーメイドのPRIME版が提供されているが、WOVN.appでは、ベータ版ということもあり、現時点では個別見積もりという価格だけが発表された。外国人旅行者が増える昨今、インバウンド施策や海外展開に取り組む事業者は注目してみてはどうだろうか。