外出困難者がロボットを遠隔操作して接客業などに従事する「テストパイロット」を募集中
株式会社オリィ研究所は、テレワーク用の分身ロボット「OriHime」と研究機「OriHime-D」を用いた新たな社会参加、働き方を模索するためのプロジェクトとして、テストパイロットを10名前後募集すると発表した。
テレワークや遠隔教育などに利用される遠隔操作型のロボットを開発している同社。既に「OriHime」は全国約70社で採用され、育児や難病など、様々な理由で外出して働くことができない人達がテレワークで仕事を行っている。
「OriHime」は20cmと小さなボディで、簡単なジェスチャーにより現場に指示を出したり、オフィスの仲間らとコミュニケーションがとれるロボット。
「OriHime」は20cmと小さなボディで、簡単なジェスチャーにより現場に指示を出したり、オフィスの仲間らとコミュニケーションがとれるロボット。
そして、新たに開発された「OriHime-D」は、120cmの大きさで、肉体労働や接客業をこなす可能性を秘めている。
テストパイロットが「OriHime」と「OriHime-D」を遠隔操作して行うのは、ロボットによる出社、接客業参加など。操作するテストパイロットは家に居ながら、遠隔操作で展示会で来客者に説明を行ったりパンフレットを手渡ししたりできる。そのほかにも、店頭販売、飲食店などでの配膳、演劇や舞台などへの参加も想定されている。
モニターパイロットの募集要件は、身体障害や育児、介護など、様々な理由で働く意志があるが外出が困難な方が対象。期間は2018年10月~2019年4月までの半年間。実際の接客などのフィールド実験の際は謝金も支払われる。
モニターパイロットの募集要件は、身体障害や育児、介護など、様々な理由で働く意志があるが外出が困難な方が対象。期間は2018年10月~2019年4月までの半年間。実際の接客などのフィールド実験の際は謝金も支払われる。