星が美しい阿智村で廃棄されるはずだったパンフレットを「星くずの紙」に再生して使ったメモ帳や一筆箋が登場
星空が美しいことで知られる長野県阿智村のスタービレッジ阿智誘客促進協議会は、山陽製紙株式会社と共同で「星くずのメモ帳」と「星くずの一筆箋」をリリースし、阿智村内での販売を開始した。阿智村で廃棄されるはずだった観光パンフレットやイベントパンフレットを再生し、商品として生まれ変わらせたもの。再生された紙は、仕上げたときに出る斑点が、あたかも星空に散りばめられた星くずのように見えることから「星くずの紙」と名付けられている。
阿智村は、環境省が実施する全国星空継続観察において、2006年に「星の観察に適していた場所」の第1位に認定されたことで有名だ。その美しい星空をテーマに、場所づくりやイベントの開催、オリジナルグッズの販売などを展開してきた。今回リリースされた商品は、夜空に輝く星を見られる環境を広げて将来に引き継ぐべく、自然を保護するという理念に基づいたもの。大量生産&大量消費という紙の消費習慣を見直し、本来は廃棄されるはずの古紙をより価値のある商品へと生まれ変わらせる。
「星くずのメモ帳」のサイズは105×106mmで、「星くずの一筆箋」のサイズは80×180mm。それぞれ2種類のデザインがあり、1000冊限定で販売されている。販売場所は、観光拠点施設ACHIBASE(長野県下伊那郡阿智村智里338-25)、昼神キヲスク(長野県下伊那郡阿智村智里347-1)、富士見台高原ロープウェイ ヘブンスそのはら(長野県下伊那郡阿智村智里3731-4)、日本一の星空 浪合パーク(長野県下伊那郡阿智村浪合1192-356)。