JAXAとリコー、宇宙空間で撮影した360℃の全天球映像を公開
株式会社リコーと国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、両者が共同開発した小型全天球カメラによる宇宙船外での360°全天球静止画・動画の撮影が成功したと発表し、撮影したデータを公開した。
同カメラは、小型衛星光通信実験装置「SOLISS」の2軸ジンバル部の動作確認のためのモニタカメラとして採用されている。9月25日に打ち上げられた宇宙ステーション補給機「こうのとり」8号機で国際宇宙ステーション(ISS)に送り届けられ、「きぼう」日本実験棟の船外実験プラットフォームから360°の全天球静止画・動画の撮影を行った。
同カメラは民生品をベースに開発したもので、宇宙で使われる世界最小の360°カメラであり、民生品の360°カメラが宇宙船外で全天球型の撮影を行ったのは国内で初めてだという。リコーが市販する小型の全天球カメラ「RICOH THETA」をベースに、宇宙空間の温度や放射線など、宇宙環境に耐えるための措置を行っている。
撮影された全天球静止画・動画は、JAXAが運営する「JAXA デジタルアーカイブス」(JDA)で公開された。また、リコーが運営するサイト「THETA LAB」にもJDAと同様のデータを掲載している。VRゴーグルなどを利用することにより、全天球イメージで宇宙空間を疑似体験できる。
同カメラは民生品をベースに開発したもので、宇宙で使われる世界最小の360°カメラであり、民生品の360°カメラが宇宙船外で全天球型の撮影を行ったのは国内で初めてだという。リコーが市販する小型の全天球カメラ「RICOH THETA」をベースに、宇宙空間の温度や放射線など、宇宙環境に耐えるための措置を行っている。
撮影された全天球静止画・動画は、JAXAが運営する「JAXA デジタルアーカイブス」(JDA)で公開された。また、リコーが運営するサイト「THETA LAB」にもJDAと同様のデータを掲載している。VRゴーグルなどを利用することにより、全天球イメージで宇宙空間を疑似体験できる。