ヤフーとLINEが経営統合、ネット市場で米中企業に対抗しうる巨大企業に
ソフトバンク株式会社と韓国NAVER社は、ソフトバンクの連結子会社のZホールディングス株式会社(ZHD)とNAVERの連結子会社のLINE株式会社が経営統合すると発表した。統合基本合意書が締結され、今後12月に最終統合契約を締結、2020年1月から10月までには吸収分割と株式交換の契約から効力発生までを実施する。
ソフトバンクは携帯キャリアや子会社ヤフーのインターネットサービス、スマホ決済のPayPayといった多角的なインターネットサービスを手掛け、LINEはコミュニケーションツールSNSのLINE、それに付随するスマホ決済サービスLINE Payや月間10億円以上を売り上げるLINE スタンプ、ゲームサービスのLINE GAME、EコマースLINE MALLなどを運営する。
すでにLINEモバイルをソフトバンクが買収していたこともあり、両社の関係は以前から良好。この超大型の経営統合についても、水面下で長らく検討されていたものと思われる。
経営統合の構造としては、ソフトバンクとNAVERが50%ずつ出資した新会社を設立し、その下にZHD社、そしてのその傘下にヤフー株式会社やLINE(LINEが新たに設立する完全子会社にLINEの全事業を承継させる)が入るという仕組み。
この超巨大インターネット企業の誕生により、GAFA(Google、Amazon、Facebook、Apple)やアリババや微信(We Chat)など世界市場で圧倒的な存在感を放つ米中のIT企業に対し、ソフトバンクとLINEの経営資源の集約、そしてシナジー効果によって対抗するという。
同社が描くのは日本市場だけではなく、アジア、そして欧米でEコマースや今後のさらなる発展が見込まれるAI分野などにおいて米中企業に勝てる企業体制作りだ。
すでにLINEモバイルをソフトバンクが買収していたこともあり、両社の関係は以前から良好。この超大型の経営統合についても、水面下で長らく検討されていたものと思われる。
経営統合の構造としては、ソフトバンクとNAVERが50%ずつ出資した新会社を設立し、その下にZHD社、そしてのその傘下にヤフー株式会社やLINE(LINEが新たに設立する完全子会社にLINEの全事業を承継させる)が入るという仕組み。
この超巨大インターネット企業の誕生により、GAFA(Google、Amazon、Facebook、Apple)やアリババや微信(We Chat)など世界市場で圧倒的な存在感を放つ米中のIT企業に対し、ソフトバンクとLINEの経営資源の集約、そしてシナジー効果によって対抗するという。
同社が描くのは日本市場だけではなく、アジア、そして欧米でEコマースや今後のさらなる発展が見込まれるAI分野などにおいて米中企業に勝てる企業体制作りだ。
一消費者として気にかかるのは、スマホ決済のPayPayとLINE Payはどうなるのかという点。企業統合によって双方とも多くのユーザーを抱える両サービスが統合されるということはあるのだろうか。
18日17時からはヤフーとLINEの両社長が会見を開く。今後の展望について詳細が説明されるとあり、注目が集まる。
18日17時からはヤフーとLINEの両社長が会見を開く。今後の展望について詳細が説明されるとあり、注目が集まる。