キングジム、ワコム製のデジタイザとペンで4096段階の筆圧検知が可能なデジタルノート「フリーノ」
株式会社キングジムは、デジタルノート「フリーノ」を発表。その市場導入にあたり、株式会社マクアケが運営するクラウドファンディングサービス「Makuake」で、2019年12月4日(水)にプロジェクトを開始した(https://www.makuake.com/project/freno/)。今回のクラウドファンディングは、製品の受容性確認や日本国内におけるデジタルノート情報の収集、ユーザーに対するコミュニケーション手段の1つとして実施。2020年2月28日(金)まで実施され、製品の一般発売は2020年5月頃が予定されている。
「フリーノ」の本体カラーはマットベージュで、ブラウン/グレー/ブラックと3色の専用カバーを用意。このカバーにはウォッシャブルクラフトペーパーが用いられており、使うほどに馴染む経年変化を楽しめる。デジタルならではの機能性を備えながらも、“文房具としての温かみ”を残した製品だ。
画面にはE Ink社による6.8インチ(138.24×103.68mm・1440×1080ドット)の電子ペーパーディスプレイを採用し、ワコム製のデジタイザとデジタルペンによって4096段階の筆圧検知に対応。紙のようにくっきりとした表示や、紙に鉛筆で筆記するような滑らかな書き心地が実現された。画面にはフロントライトが搭載されており、明るさと色温度の調整が可能で、暗い場所や屋外でも使用できる。
1台には約1万3000ページのノートと、約2000ファイル(1MB/ファイルとして換算)のPDFドキュメントの保存が可能。タイトルやタグで検索することで、必要なノートも見つけやすい。ノートのフォーマットは横罫/方眼/ドット方眼/マージン罫/マトリクス/TO DOリスト/タイトル/デイリー/ウィークリー/マンスリー/イヤリー/無地と計12種から選択でき、既存のもの以外に4種のフォーマットを自由に追加できる。
本体サイズは132(幅)×175(高さ)×9.8(奥行)mm、ペンを含む重量は約240gで、IEEE 802.11n/g/b準拠の無線LAN接続をサポート。データのやり取りには、USBケーブルやmicroSD/microSDHCメモリーカードも利用でき、Dropboxとのデータ連携にも対応する。
実はこの製品は、約9年も前から構想されていた企画であるという。「Makuake」での支援プロジェクトでは、各種の段階的な早期割引コースが用意されているが、人気が高く既に早くも規定数に到達したコースが続出。先着での台数の制限がない「Makuake」限定価格のコースは3万8000円(2019年12月4日時点での税込価格/送料無料)で、本体+専用カバー(色選択可)のセットをリターンとして受けられる。リターンは2020年4月末までに発送予定。