小学館のムックに廣済堂によるフルカラーのブラックライト印刷「ルミナスパレット」が採用
株式会社廣済堂のブラックライト印刷「ルミナスパレット」を採用して製作された株式会社小学館の体験型紙育ムック「ぺぱぷんたす004」が発売された。「ルミナスパレット」は、ブラックライトのみに反応するインキで“RGBのフルカラー印刷”を可能にした株式会社廣済堂のオリジナル技術。今回のムックでは、「プレミアム ブラックライトであそぼう」というコーナーで採用されている。
「ルミナスパレット」は、2015年に開発された技術。従来は単色でのブラックライト反応インキは存在していたが、「ルミナスパレット」以前にはフルカラーを前提としてブラックライトに反応して光るインキは存在していなかった。通常の一般的なインキはCMYKで色を表現するが、「ルミナスパレット」はRGBで色を表現。“光の3原色”の“全ての色を混ぜ合わせると白くなる”という特性を利用し、ブラックライトのみに反応するフルカラーのインキが独自開発され、商品化された。
この「ルミナスパレット」も利用された「ぺぱぷんたす004」は、“紙のワクワク”が凝縮された体験型ブックの第4弾。「ルミナスパレット」により、モノクロの世界を照らすとカラフルな世界が現れたり、カラーの絵に色彩が重なったり、その彩られた光で新たな作品の姿が浮かび上がったりといった仕掛けが実現されている。なお、「ぺぱぷんたす004」のアートディレクションは、ブックデザイナーの祖父江慎氏が担当した。