【パッケージ好意度ランキング】コロナの影響でロングセラーデザインへの安心回帰か
生活者が好むパッケージデザインを見ると、時代の流れがわかる! パッケージデザイン開発とマーケティング・リサーチを行う株式会社プラグでは、2015年から毎年春と秋に新商品を中心とした大規模なパッケージデザインの好意度調査を実施。今回は592の新商品を対象に調査を行い、その結果を公開した。
同社では、調査結果から見られるデザイントレンドとして3つの特長を挙げている。
まず1つ目の特長は、復刻版やロゴを前面に押し出したものなど、やさしさや親しみやすさを感じさせるロングセラーデザインが高い評価を受けていること。社会環境が不安定になると、デザインの嗜好も「やさしいもの」や「安心なもの」に戻る傾向がある。
今回はコロナの影響を受けてか、ネクター、カルピス、三ツ矢サイダーなど「ロングセラーのデザイン」が上位に多くランキングした。
まず1つ目の特長は、復刻版やロゴを前面に押し出したものなど、やさしさや親しみやすさを感じさせるロングセラーデザインが高い評価を受けていること。社会環境が不安定になると、デザインの嗜好も「やさしいもの」や「安心なもの」に戻る傾向がある。
今回はコロナの影響を受けてか、ネクター、カルピス、三ツ矢サイダーなど「ロングセラーのデザイン」が上位に多くランキングした。
2つめ、3つめの特長は季節商品に関するトレンド傾向だ。春・夏の季節限定パッケージが各社から発売されているが、この春は華やかなサクラを前面に押し出したデザインではなく、春を淡い色合いで表現したやさしいデザインが高評価を受けている。そっと包み込むような春の雰囲気が今年の春にふさわしいと評価されたのだろう。
そして、春・夏に共通する傾向として、淡色の爽やかなデザインと、濃厚さを感じさせるデザインという対極的なデザインの二極化が見られた。暑い夏に向けて、涼し気なデザインに人気が集まるのは誰もが納得するところだろう。
一方、濃い色調を使った重厚なデザインは、この数年定着してきたデザイントレンドである。これまでは、温かさが求められる秋冬に評価されることが多かったが、今年は春・夏の商品にもその傾向が見られ、濃い色を使ったデザインがシーズンを超えて通年評価されるようになってきていることがわかる。
そして、春・夏に共通する傾向として、淡色の爽やかなデザインと、濃厚さを感じさせるデザインという対極的なデザインの二極化が見られた。暑い夏に向けて、涼し気なデザインに人気が集まるのは誰もが納得するところだろう。
一方、濃い色調を使った重厚なデザインは、この数年定着してきたデザイントレンドである。これまでは、温かさが求められる秋冬に評価されることが多かったが、今年は春・夏の商品にもその傾向が見られ、濃い色を使ったデザインがシーズンを超えて通年評価されるようになってきていることがわかる。
【パッケージ好意度ランキング】
デザイントレンドがわかる全体レポート「2020年春夏 新商品パッケージデザインランキング」は、株式会社プラグのホームページから。
※調査結果は20~50代の男女33,000人を対象に、2020年5月8日~5月18日に調査を実施したもの。
URL:https://pdr.plug-inc.jp/
※調査結果は20~50代の男女33,000人を対象に、2020年5月8日~5月18日に調査を実施したもの。
URL:https://pdr.plug-inc.jp/