タイププロジェクト、ふところを広くすることで“極太”を実現した「TPスカイ モダン Blk」を発表
タイププロジェクト株式会社は、12月1日、スクリーン表示に最適な「TPスカイ」ファミリーに、新たな極太フォント「TPスカイ モダンBlk(ブラック)」を追加したことを発表した。本日より、サブスクリプションサービス「TPコネクト」(30,000円/年額)での提供を開始する。
「TPスカイ」は2017年4月に発売が開始されたフォントファミリーで、ウエイト・コントラスト・字幅の3つの軸を持つ初めての日本語フォントだ。サンセリフ体のストロークに抑揚を加え、単線では表現できない楷書的な筆勢を取り入れている点が特徴である。
新たに加わったモダン書体のカテゴリーの「TPスカイ モダンBlk」は、このTPスカイのふところ(筆画内の空間)を広くすることで、極めて太いウエイトを実現したもの。直線と曲線の対比を強くし、筆画をより長くして骨格を大らかにすることで、太さと視認性を両立している。
画数に違いのある文字を並べた際に整って見えるよう調整されており、仮名や欧文、画数の少ない漢数字などは、TP スカイ ローコントラスト B の1.5 倍前後の太さに。また、画数の多い漢字では、主要な筆画を太く、他の部分を細めに扱うことで潰れや黒みのたまりを回避し、画数の少ない文字と密度のバランスを取っている。
スクリーン表示やデジタルサイネージでの使用を想定した「TPスカイ」のウエイトは、これまでボールドまでにとどめられていたが、「TPスカイモダンBlk」の提供により、カバー領域が格段に広がることとなった。ゲームなどのエンターテイメント領域で、強いインパクトが求められる場面での活躍が期待されている。