EIZO、21.5型のタッチパネル液晶ディスプレイ「DuraVision FDF2182WT」を発表
EIZO株式会社は、産業向け映像ソリューション「DuraVision」の新製品として、21.5型のタッチパネル液晶ディスプレイ「FDF2182WT」を、2021年5月7日(金)に発売する。10点マルチタッチに対応し、複数人でのドローイングや指でのピンチ操作などが可能。クリニック/薬局/公共施設などでのコミュニケーション端末としてのほか、工場など各種システムのコントロール端末として幅広い場面で活用できる。価格はオープン。
本製品は、同社の21.5型タッチパネル液晶ディスプレイとして初めて「PCAP(投影型静電容量)」タッチ方式を採用。ドラッグやドローイングなどのスライド操作がしやすくて専用のペンでスムーズに入力できるほか、水滴や埃などが接触した際の誤作動も起きにくい。表面素材がガラスであるため、耐傷性にも優れている。
指やペン以外の接触面でのタッチ動作を無効化し、誤入力を防ぐパームリジェクション機能も搭載。また、側面のボタンでタッチパネルの有効/無効を切り替えることが可能で、たとえばパネル表面を清掃する際などには一時的に入力を無効にすると扱いやすい。
画面の端でもスライド操作しやすいようにベゼルに凹凸がないフルフラットデザインが採用されており、パネルの種類はアンチグレアタイプのVAパネル。推奨解像度は1,920×1,080pixels、標準輝度は230cd/㎡、標準コントラスト比は5,000:1、標準応答速度(黒→白→黒)は25msで、映像用インターフェイスにはDisplayPort/HDMI/D-Subミニ15ピンが採用されている。
本体には1W+1Wのスピーカーや、USB 3.1(Gen1)対応でダウンストリーム2ポートのUSBハブ機能を実装。本体カラーバリエーションはブラックとセレーングレイの2色で、バリエーションとして「レイドバックスタンドモデル」「チルトスタンドモデル」「スタンドなしモデル」が用意されている。