シー・コネクト、桜の花びらで作ったライトマゼンタの香り付きインクを“4月1日”に発売!?

「チェリーブロッサム(ライトマゼンタ)」

“互換インク”を取り扱う通販Webサイトの「インク革命.COM」を運営している株式会社シー・コネクトは、インクカートリッジ「チェリーブロッサム(ライトマゼンタ)」の発売を、2017年の“4月1日”に発表した。300本限定での販売で、1人につき3本までの購入が可能であるとの発表。2017年春に目黒川沿いに咲いて散ったばかりの桜の花びらを用いて製造されたインクとなっている。
本製品は、原材料の色や香りをそのままインクにできる独自技術「オーソノミートール」を採用して開発された。通常のマゼンタよりも柔らかな発色で、ほんのり桜の香りもする春に適したインクカートリッジだ。色写りや染みができることのないように細部にまでこだわった仕様。ただし、時間が経つと色味や香りが薄くなる可能性もあるため、早めの使用が推奨されている。
本物の桜で作られたインクであるため、特に桜が写った花見の写真などでは、リアルな色再現が可能。通常のマゼンタより“ふんわり”とした印象になることから、女性や乳幼児などの人物写真にも適している。この製品は、アメリカ、イギリス、フランスなどからもオーダーメイドでの注文を受付中。さらに同社では、同様の技術を用いて、薔薇や紫陽花といった花をはじめ、イチゴやミカンなどのフルーツから作ったインクの販売も検討していることを明らかにしている。
惜しむらくは、本製品の発売日が“4月1日”で、この発表は“エイプリルフール”ネタの架空のものであったこと。印刷物のデザインのアイデアを広げるポテンシャルを秘めた製品であるため、残念に思うユーザーも多いことだろう。ただし、それと同時に、紙媒体のシビアな現状が嘆かれることも多い昨今において、あらためて印刷の楽しさと工夫の可能性を感じさせるニュースでもある。今年度も印刷やデザインの世界で、“4月1日”以外にも、驚くべき趣向が凝らされた成果物や技術が続々と登場することを願いたいところだ。
株式会社シー・コネクト
URL:http://ink-revolution.com/
2017/04/01

▷こちらもおすすめ
Illustratorの次期バージョンは音声アシスト機能を搭載した喋るソフトに!? Adobeが“4月1日”に発表
セイコーウオッチ、本体にツナを内蔵させたダイバーズウオッチ「ツナ缶」を発売!?
WOWOW、利用者の感情を解析してストレス解消の映像を自動表示する装着型のエンターキーを開発!?
MdN DIのトップぺージ