ユニークな交通広告で"バズ"を生み出す「Metro Ad Creative Award 2019」の作品募集が始まる

第2回 Metro Ad Creative Award(デザイン・クリエイティブ部門)
グランプリ作品「大きなキョロちゃん」

新たな価値と才能を発掘する「Metro Ad Creative Award 2019」のコンテスト運営事務局を特別取材しました。
 ▷ Metro Ad Creative Awardとは
 ▷ 受賞作品から見る交通広告のプロモーション
 ▷ SNSやテクノロジーとリンクする交通広告
 ▷ 交通広告の世界でデザイナーが挑戦できること
株式会社メトロ アド エージェンシーは、9月27日、これからの新しい交通広告を創造する公募型広告賞「Metro Ad Creative Award 2019」の作品募集が特設サイト内にてスタートした。募集期間は12月25日(水)まで。「デザイン部門」と「プランニング部門」の2部門で、グランプリ(1点)、準グランプリ(1点)、メトロアド賞(1点)、審査員特別賞(3点)、学生部門賞(1点)、協賛スポンサー賞(協賛スポンサー社数分)がそれぞれ選出される。
本クリエイティブアワードは、交通メディアを題材に“新たな価値を創出する表現やアイデアに出会い、クリエイティブな人材を発掘・育成したい”という想いから2017年よりスタートし、今年で第3回目を迎える。クリエイティブの募集は協賛企業から出された特別課題に対して、東京メトロの交通メディアを使った斬新なアイデアを発案するもので、デザイン部門では「中づりポスター」や「Metro Concourse Vision(駅サイネージ)」。プランニング部門では全長80mに及ぶ東京メトロ最大の広告スぺース「新宿メトロスーパープレミアムセット」が舞台となっている。

過去2回のアワードでも、応募者から独創性・創造性豊かな作品が多く集まり、昨年度行われた「Metro Ad Creative Award 2018」では、デザイン・クリエイティブ部門で森永製菓株式会社「大きなキョロちゃん」が、プランニング部門で日本コカ・コーラ株式会社のアクエリアスを題材にした「15m走自販機」がそれぞれグランプリを受賞した。

第2回 Metro Ad Creative Award(プランニング部門)
グランプリ作品「15m走自販機」

上記のプランニング部門グランプリ作品「15m走自販機」は、商品スイッチを押し、転がってくるアクエリアスが受け取り口に落ちない様に、全力でダッシュしてキャッチするというエンターテインメント性の高いアイデアだ。全力で走る喜びを忘れた通勤中の大人たちに、もう一度全力疾走する楽しさ、気持ちよさを思い出してもらおうという思いも込められている。

“全力ダッシュがコイン代わり”というコンセプトの面白さに加えて、「すごくはや~~い」「はや~~い」「おそ~~い」とレベル別にすることで老若男女が楽しめる設計になっており、さらに全力疾走した後はちょっとだけアクエリアスがおいしいという、体験ストーリーの秀逸さも評価の対象となった。

第1回 Metro Ad Creative Award(デザイン・クリエイティブ部門)
グランプリ作品「こだわりのかきあじ」

続いて、こちらは「はて何の広告だろう?」と頭をひねるアイデア。居酒屋のメニュー風に“かき”と“あじ”が繰り返されるこの車内吊りポスターは、替芯(インク)と本体を別々に選んで、自分の好みにぴったり合ったボールペンが作れるコクヨの「ERABERNO(エラベルノ)」の広告。こだわりの“かきあじ(書き味)”というわけだ。

暗号クイズを読み解くようなこの企画は、車内でつり革につかまってみる時間にピッタリ。乗客たちの思考が「牡蠣と鯵」から「書き味」へとストンと落ちる瞬間を創造すると思わずニヤリとしてしまうような広告アイデアである。

その他にも、本物のG-SHOCKを鎖でつないで“タフネス”をストレートに表現した「TOUGHNESS G-SHOCK」。大玉チョコボールを玉すだれに見立て、それをくぐりながらおかえりと言ってくれるキョロちゃんをデザインした立体作品「おかえり。」など、ユニークな受賞作品が多数登場している。

左:第1回 Metro Ad Creative Award(デザイン・クリエイティブ部門)
審査員特別賞「TOUGHNESS G-SHOCK」
右:第1回 Metro Ad Creative Award(デザイン・クリエイティブ部門)
協賛スポンサー賞「おかえり。」

今年度の「Metro Ad Creative Award 2019」では、以下の協賛企業が特別課題を発表し、それぞれのサービス・商品の課題を解決する、リアルメディアならではのアイデアを募集する。

【デザイン部門】
・徳島県をもっと知りたくなるデザイン(徳島県)
・ケンタッキーの店舗で働きたくなる広告(日本ケンタッキー・フライド・チキン株式会社)
・「令和はバスケ」の創造 ~BREAK THE BORDER~(B.MARKETING株式会社)
・20~30代男女に堅あげポテトの価値を伝える(カルビー株式会社)

【プランニング部門】
・女子中高生のスポーツ継続率を高める(アディダス ジャパン株式会社)
・フルーチェへの子供の流入(エントリーの獲得)(ハウス食品株式会社)
・サブスクリプションサービス「SMAVO(スマボ)」の認知獲得(ボルボ・カー・ジャパン株式会社)
・小中学生にSurface Goを活用してもらう。(日本マイクロソフト株式会社)

媒体本部の鈴木美緒氏と富田瑛子氏

●主催者からのメッセージ

グランプリをはじめとする各賞の受賞作品は、実際に東京メトロ銀座線1編成をジャックして展示予定。広告・制作・マスコミ業界関係者だけではなく、東京メトロを利用する多くの乗客の目に触れるチャンスとなります。
OOH・交通広告は今、転換期を迎えており、テクノロジーの発達やインターネットの普及によって、あらゆるプロモーションの実現を可能とし、ただの“面”ではなく、SNSや人々のコミュニケーションの中で「話題の着火点」としての役割を担うメディアへと成長しています。 Metro Ad Creative Awardは、そのような背景のもと、クリエイターの皆様の斬新なアイディアの力をお借りすることでOOH・交通広告の可能性を広げていきたいという想いから創設されました。

皆様のアイディアを形にして、ぜひ世の中に発信させてください!
Metro Ad Creative Award 2019 開催・応募概要

【募集期間】 2019 年9⽉27⽇(金)~12⽉25⽇(水)予定
【募集作品】東京メトロ媒体を活用した各企業の特別課題に応えるアイデア
【応募⽅法】下記の特設サイトより応募ください
      「第3回 Metro Ad Creative Award 2019
【応募資格】 年齢・性別・国籍不問/社会⼈、学⽣不問/グループ可
【部門】
〈プランニング部門〉
・活用メディア:新宿メトロスーパープレミアムセット
・フォーマット:企画書を提出(A4横10枚以内/PDF形式)
〈デザイン部門〉
・活用メディア:中づりポスター/Metro Concourse Vision(MCV)
・フォーマット:中づり:ポスターデザインを提出(天地364㎜×左右1,030㎜/PDF形式)/MCV:動画(WMV9)もしくは静止(JPEG)を提出(縦型)
株式会社メトロ アド エージェンシー
URL:https://www.metro-ad.co.jp/
2019/09/30
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