共用サーバから専用サーバに乗り換えたいものの、社内にはサーバ知識のあるエンジニアがいない。そんな場合に役立つのがroot権限をホスティング会社側に預けて運用を任せられるマネージド・サービスだ。CPIは2010年の夏、このマネージド・サービスをリニューアルして「マネージドプラン」として新たに提供を開始した。従来はプランごとにCPUやディスク容量などが固定されていたが、BTO（Build To Order）形式となって各スペックの自由度が高まった。

ファイアーウォールやロードバランサーも、専用型に加えて低価格の共用型を用意。セキュリティについては不正アクセスを防止するIDSやADS、マルウェア診断などを追加できる。IPアドレスを52個まで増やせるので、規模の大きなサイトにも十分に対応可能だ。

さらに、使いやすさに定評のある独自開発のコントロールパネルも同社ならではの特徴である。初心者でも設定に迷うことなく導入することが可能だ。また、WordPress等のCMSのインストーラーが付いていることも魅力のひとつといえる。

これらのサーバは同社の誇る大容量バックボーンに接続されており、安定した高速通信が可能だ。サーバの高稼働率を保証するSLA（品質保証制度）も全プランに付与されている。同社は長年の間、専用サーバについてはマネージドタイプのみを提供してきた実績があり、その運用ノウハウはかなり豊富だ。このようなノウハウの蓄積は、障害時の復旧の早さやサポート品質の良さなど、スペックからはわからない部分に反映されている。その大きな安心感は、Webクリエイターが制作に専念する上で大きな強みとなるだろう。

【いまどきのホスティングサービス 賢い選び方 目次】

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