HOW-TO|制作・解説:らっパル {水・液体の描き方} |
落ちてくる雨 | |
雨粒は当たり前だが、ランダムなタイミングで落ちてくる。地表に表現する雨粒によるしぶきも、さまざまな瞬間のものを切り取って描くことで自然な印象に。雨の軌跡はモーションブラーがかかったようなイメージで。雨粒一つ一つをていねいに描くと、逆にリアリティがなくなってしまう。 |
ぶちまけられたペンキ | |
落下の衝撃で激しく飛び散る様子を意識しながらシャープに描く。ペンキは1回、地面にバウンドして跳ね上がっているイメージだ。ペンキらしさを表現するためには、地面に飛び散った跡を描くこと。水がぶちまけられている場合は、こういった跡は描かない。そこに違いがある。 |
荒々しい海の大波 | |
初めにクルッとした曲線を1本引いて、波が立つ軌道を描く。この軌道に肉付けするように波の形、そして泡(白い部分が泡のイメージ)を描いていく。波の先端は尖っている感じで描くことで、波の荒々しさ、スピード感を演出している。 |
本記事は『MdN』2014年10月号(vol.246)の特集「イラスト表現の物理学 爆発+液体+炎+煙+魔法を描く」からの転載です。
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