自己流では身につかない“厳選の技”を手に入れる
作成したカラフルな光を背景に溶け込ませる |
▲レイヤーの[描画モード]を変えて背景に重ねる |
カラフルな照明を施した画像を背景となじませていく。まず、STEP3で“照明効果...”フィルタを適用したレイヤーを選択したら、レイヤーを[描画モード:比較(明)]に設定。これで背景にカラフルな色味を加えることができた4-1。さらにここまでの手順を応用して、“照明効果...”フィルタを使った華やかな光の演出を加えていく4-2。ここで照明効果を加えたレイヤーをすべて選択し、レイヤーメニュー→“レイヤーをグループ化”を実行してひとまとめにしておいた4-3。
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4-1
4-2
4-3
水面に色鮮やかな光の演出を施す |
▲レイヤーマスクを使って効果の範囲を調整 |
手前の水面部分にも光の演出を施していく。まず、背景レイヤーを複製して最前面に移動したら、ペンツールを使って水面部分を囲むパスを作成する。このパスを選択範囲に変換したら、レイヤーメニュー→“レイヤーマスク”→“選択範囲外をマスク”を実行。このレイヤーを[描画モード:スクリーン]に設定し、マスクを適用した水面のみを明るくする5-1。次に、背景レイヤーを複製して最前面に移動したら、“描画”→“照明効果...”フィルタを使ってカラフルな照明を追加5-2。このレイヤーを[描画モード:比較(明)]、[不透明度:50%]に設定する5-3。この工程で作成したレイヤーをグループ化してひとまとめにし、レイヤーマスクで水面のみに効果がかかるようにした5-4。
5-1
5-2
5-3
5-4
光の軌跡を表現するパーツを作成する |
▲グラデーションの画像を変形して光のラインを表現 |
光の軌跡を表現するパーツを作成する。まず、Photoshopで[幅:80pixel]、[高さ:70pixel]の新規ファイルを作成。続いて、グラデーションツールを選択し、ツールオプションバーで[反射形グラデーション]に設定する。このグラデーションツールを使って新規ファイルを6-1のようなグラデーションで塗ったら、ブラシツールを使って、オレンジと黄色のラインを描く6-2。この画像をすべて選択し、コピー&ペーストで作品ファイル上に配置6-3。さらに編集メニュー→“自由変形”を実行し、バウンディングボックスを使って画像を引き伸ばしたら、レイヤーを[描画モード:スクリーン]に設定して光のラインを表現した6-4。
6-1
6-2
6-3
6-4
光のラインを変形して躍動感を演出 |
▲“ワープ”機能を使ってパーツを曲線に変形する |
光のラインを変形して動きのあるイメージにする。まずSTEP6で作成したパーツのレイヤーを選択し、編集メニュー→“変形”→“ワープ”を使って、パーツを波打つような曲線に変形7-1。さらにこの画像に“ぼかし”→“ぼかし(ガウス)...”フィルタを[半径:2pixel]で適用し、光彩感を演出する7-2。これと同じ要領で、光の軌跡を表現するパーツを数パターン作成し、水面にバランスよくレイアウトしたら完成だ7-3。
7-1
7-2
7-3
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本記事は『MdN』2008年10月号(vol.174)からの転載です。
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