木曜。新製品の名前をみんなで考える。

インタビュー

2007.1.8 MON

1年生になったら～ 1年生になったら～♪ 　ということで、デザイナーという職業に憧れる読者のみなさんに先駆けて、一足早くデザイナーになった先輩デザイナーの1週間を追いかけるのが、このコーナーです。夢を現実にした新人デザイナーの仕事と生活ぶりは実際どのような感じなのでしょうか？　毎月第3週に、その曜日の出来事を毎日更新でお届けします！

今月の1年生デザイナー
塙慶彦さん（スマートデザインアソシエーション所属）

〔プロフィール〕

はなわ・よしひこ●24歳の塙慶彦さんは、今年の夏、入社したばかりの新人デザイナーだ。大学を卒業後、あまり深く考えずに普通に就職したが「やはり興味の持てない仕事はダメだ」ということに気づき、心機一転、Web制作会社を目指すことに。最初は地元・茨城の制作会社で経験を積み、その後上京。都内のWeb制作会社一社を経て、スマートデザインアソシエーションに入社することに。もともと手先が器用で、シルバーアクセサリーを作って個人的に自分のサイトで売っていた経験のある塙さん、偶然にも自分が知っていたシルバーアクセのブランドサイトに現在仕事で関わっており、不思議な縁を感じているとか……。現在の目標は「一刻も早く一人前になって、指名で仕事が来るようになりたい」。そんな塙さんの、エピソード満載の一週間をお送りします！

スマートデザインアソシエーション（SDA）とは？
2002年に創業、2006年に現在の株式会社となったスマートデザインアソシエーション。Web開発をシステム構築から一手に引き受ける同社は、SNS、CMS、ECなど、さまざまなWebサイトの目的にあったサイトを構成、ユーザ—に対しての的確なナビゲートを行うデザインを追及した制作を行っている。最近ではシステム、デザイン、運用をすべて自社で提供し、売上の分配によってECサイト運営代行を行う「ECサイト共同構築サービス」を展開している。
http://www.s-design.jp/

8:00　起床

毎朝、植物に水をあげてから家を出ます。この写真は種から育てた、柿の木です。

柿、食べられるようになるのは８年後

10:00　出社

出社したら、いつものようにメールのチェック。今朝は、シルバーアクセサリーブランド「bizarre（ビザール）」の新コレクションの追加のため、Flashの修正作業に取りかかります。このブランドは高校時代から知っていて購入したこともあるので、そのブランドのサイトを制作することができるのは、何だか不思議な感じです。Flash自体は前任者が作業したもので、かなり高度なスクリプトを組んでいるため、全体の構造を把握するのに少し時間がかかります。

12:00　Photoshopでデザイン作業

Flashの修正をするにあたり、新しくデザインをしなければならない箇所が出てきました。関連するトップページのデザインと、季節別コレクション一覧のページのデザインをPhotoshopで制作していきます。さらに、新コレクションの追加デザインも考えます。

Photoshopで作業中の画面です

13:00　昼ごはん

いつもは個人個人が自分のタイミングで、バラバラにコンビニで買ってきたりして食べることが多いのですが、今日はめずらしく数人集まって、一緒にお昼となりました。社内の平均年齢は30歳前後。みんな仲が良いです。

桑名さん（左）と豊島さん。みんな近くの弁当屋で買ってきます

15:00　引き続き、Flash作業

ディレクトリ構造、JavaScriptとの連携などを入念にチェックしながら作業を進める。

16:00　データをダウンロードしたいが……

前任者からもらったデータの一部が、公開されているものより古いものがあり、本番環境からデータをダウンロードをすることに。が、サーバ情報を知っている担当者が席を外しているため、作業が止まってしまいました。この空いた時間に、MdNの記事（現在掲載されているこれです）の文章を書くことに。

17:00　さらに空いた時間に……

担当者の帰社時間が遅れているため、さらにこの時間を使って、開発部門から12月上旬に新しく発売される、広報部向けのCMSパッケージソフトの名前を考えることに。全社員必ずひとつは案を出すことになっています。

左から開発部の高橋さん、先輩デザイナーの馬場さんと開発部の吉田さん、豊島さん

残念ながら、私の案は選考で落ちてしまいましたが、後日、名前が決定しました！　「PR Publisher」と言います。この「PR Publisher」は、企業サイトにおける、新着情報、IR情報、製品情報など更新が頻繁に行われるページを、担当者がHTMLの知識がなくても簡単に生成できるHTML更新管理ツール。RSSの生成も可能で、フロントサイトへの組み込みは、API型なので、デザインの自由度も非常に高いものとなっています。